ao ワンマンライブat"egg-man"

  • 2011/12/03(土) 09:49:15

 
 2011年5月、溝の口での路上ライブでの出会いから約半年、2011年12月1日、渋谷・エッグマンで行なわれた”ao(あお)”2度目のワンマンライブに足を運んできました。

 aoは、男性二人組で、ヴォーカルの郡司君、ギター&コーラスの柴田君の二人からなるフォークユニットです。郡司君の伸びが有って艶がある声が響き渡り、柴田君の繊細なギターの音色と音域が違う声が合わさって素敵なハーモニーを醸し出していきます。路上ライブには老若男女、子供も含めて多くの人々が立ち止まってその唄声に酔いしれています。

 その「ao」2度目となるワンマンライブ”GetSet”が行なわれたので足を運んできました。この日を迎えるまで路上ライブを毎週4、5回繰り返して、自らの手売りでワンマンチケットを100枚以上売り切ってのライブでした。

<Egg−Man到着>


 当日はあいにくの雨でかなり気温が落ちて寒い気候でした。Egg-Manは初めて足を運びましたが、CCレモンホールのレモンの看板がなくなっている渋谷公会堂の道路を挟んで向かいにあります。円柱の螺旋階段を下りて地下1階に有ります。スタートは19時でしたが、開場を18時です。開門前に到着してリハの音を扉の外で聞きながら、開場を待ちます。待ち時間には路上ライブ等で知り合いになった、ao友たちと”aoの魅力について”語り合っていました。会場前に1回道路脇に列を一度作ってから、18時過ぎに開場でした。入り口でチケットもぎりドリンク代500円を支払って荷物チェックを行ってから中に入ります。Egg-Manはステージを中心に半円形の形で、ステージ向って左側には椅子が数席用意していました。aoのライブは年齢高い人も結構いるので、スタンディングだけじゃなくて、椅子席を用意しているのは良い対応だなと思いました。後ろのほうには高い椅子とテーブル等もあって、前のほうでスタンディングで盛り上がってみても良いし、後ろのほうでゆっくりと見てもいいしという感じで、各自で選べる良い会場だなーとは思いました。中央に円筒の柱があるのだけが少しネックですが、それ以外は何処にいてもステージは見やすいのかなーとは思いました。客席からステージは50センチ位の高さがあるので、客席の最前列ではやや見上げる形になるのかなーとは思いましたが、自身は結局はステージ前の左側の位置を場所取りしました。

 ドリンクを引き換えて顔見知りと談笑しながら、開始時間まで待ちます。開始時間につれて、徐々に人が多くなってきました。制服姿の高校生等もいて女性率がかなり高くなってきました。aoは男性組みですから当たり前といえば当たり前なのですけどね。その中でも男性もいて、割合的には女子8:男子2くらいだったのですかねー。前の方にいたので良く分かりませんが。始まるまでは、スタンディングエリアに座って待っている人も多くて、腰を下ろして待っていました。そろそろかなーと思って時計を見ると19時過ぎていて、客足の入り具合とドリンクオーダーを見ながら、開始時間を計っているのかなーと思いました。そして、19時を10分以上過ぎた辺りで会場内の照明が落ちてきて音楽が変わっていくと皆が立ち上がって、aoの二人の登場を今か今かと待ちます。ワクワクドキドキする瞬間です。二人の登場が待ちきれない気持ちが、会場から手拍子となって駆け巡ります。その手拍子の中で、ステージ奥から郡司君、柴田君の二人が出てきました。いよいよライブのスタートです。




<ライブスタート>


 このワンマンライブの1曲目に選んだのは、前回のaoスペ3で最後に唄った、”untitled”です。aoスペ2から続く、オープニング>エンディング>オープニングと同じ曲を続けてのループはこの日も継続されて、aoスペがこの日のワンマンへ繋がっているという感じが凄く感じられました。”untitled”に込められている、二人で唄う事の意味において、オープニングに持ってきたことは凄く重く感じられました。続いて2曲目は、ラブソングの”キンモクセイ”は爽やかなギターの音色とハーモニーで心地良く聴くことが出来ました。2曲が終わって、MCで二人の声が聞けます。その声を聞いているとこのステージで緊張感は微塵も感じていなくて、egg-manに集まったオーディエンスを楽しませようという感じを凄く受け取りました。

 いつもと同じように前列にいるファンの声を拾って掛け合う柴田君の姿は、凄く楽しくて面白いなーって感じたりしました。ワンマンなので、コメント少なめに唄って行きますという言葉に、早く次の曲が聴きたくなります。

 3・4曲目は、”U””靴ひも”と続いていきます。ゆったりとしたメロディの曲が続いて、aoの世界観が広がっていきます。再びMCで郡司君がここからの風景をみんなに見てもらいたいですよと、感極まった感じで締めようとするのは、柴田君がまだ序盤なんだから抑えて、みんなが交代でステージ上がったら、ライブ時間が終わってしまう。なんて笑いを取っていました。

 路上でデビュー済みの新曲”風中”は、今回自分が聞くのは2回目でしたが、他の楽曲と違って高いキーが郡司君に違う唄い方を強要していて、他の曲とは違うアクセントが全体の構成から見て取れて面白いなーって感じました。この曲を初めて聴いたオーディエンスは、こんな楽曲も歌えるんだという郡司君の新しい魅力というかaoの新しい面を感じたと思います。皆の手拍子で”ミルクコーヒー”のポップなステージが繰り広げられて、そして、全く予想していなかった新曲が来ました。この曲は郡司君がギターをひいたフレーズからインスピレーションを受けて柴田君が曲にしたもので、この曲もファンからの声を感謝の気持ちとして曲にした感じが凄くして、良い歌詞だなーと思いながら聴いていました。”sunrise”皆の声が勇気に代わって勇者になって行くという歌詞は、aoの二人からいつも勇気をもらっている身にはもったいない言葉だと感じました。

 ”星屑のワルツ”ではその名の通りワルツな色彩がステージ中心に広がっていきます。

*後記では、オープニングで”光”をアカペラで唄ったということですが、ちょっと失念していました(苦笑)




<初めて聴くバンド編成>


 この曲が終わってから、ステージ上が少し暗くなって奥からサポートメンバーの3人がステージに揃い各楽器を手にします。ベース、ドラム、ギターという構成で、aoの二人を入れて5人でのステージです。バンド構成を生で聴くのはaoでは初めての経験でどうなるのかなーと思って、始まる前は楽しみ6割、不安が4割という感じでした。バンド構成での最初の曲は、"Beginner”を持ってきました。前奏でエッジの効いたギターサウンドが長く続くBeginnerはバンドには凄く合う曲だとは思っていたので、音の厚みがふんだんに増したサウンドがステージ上からガンガン来て、そのサウンドに合わせてオーディエンスが一気にテンションが上がりました。この楽曲の疾走感を凄く感じました。
 そしてバンドサウンド2曲目は、”路”でした。はしぐちさんのギターサウンドに合わせて柴田君が歌った唄いだしは、ギターの響きが強く感じられました。唄いだしのサビを終わって一気に畳み掛けてくるサウンドは、ドラムの上原さん、ベースのえんどうさんの音と響きあって、新しい”路”を聴けた気がします。でも自分的には、”路”はアコースティックサウンドが好きかもしれないです。

 MCでは、ライブはもう終盤戦、野球で言えば7回くらいですよーと柴田君が言います。そんな中をラストに向って更に盛り上げてくる曲が来ました。aoの中で一番好きな”一等星”です。始まりのアレンジがバンドサウンドでいつもと違うために、何が来るんだろうと思いましたが、”一等星”が音の厚みを増してきました。「頑張って頑張って頑張って、頑張って頑張って努力すりゃ、一筋の光だってきっと見えるさー」という箇所が好きなのですよねー。この曲は口ずさみながら聴いていた気がします。一等星から間髪入れずに、”mylittlesummer”へ繋げてきます。aoで最も盛り上がる楽曲です。この曲はエッジの効いたギターサウンドが被さると凄くかっこよくなるので、はしぐちさんのギターが柴田君のギターに被さっていい旋律を奏でていきます。オーディエンスの手拍子の力のはいりがどんどん大きくなっていきます。サビの部分でパンパンと手を上げて叩く場面がありますが、その場面のオーディエンスはタイミングばっちりで、ステージ上と客席が同じライブを楽しもうという気持ちで充満していきます。そして、「ジャンプする〜」の唄の後で皆でジャンプするのもお約束で、この1曲だけでも様々なオーディエンスと楽しめる仕掛けがある、aoに取っての最高の盛り上げ曲になっています。曲間ではバンドメンバーの紹介とソロもあって、それぞれのソロはかっこ良かったなーって思います。紹介のソロのときに柴田君もギターを掻き鳴らしたり、郡司君はソロで声を響き渡せばいいのにとは少しだけ思いました。

 そして、楽しい時間も最後の曲になります。最後はaoスペ3で初披露した新曲の”光”でした。この曲は、ワンマンに辺り、aoにとってどんな曲が必要だろうかと考えたときに、今のaoがあるのは、路上ライブとかこれまで応援してくれる人たちのおかげで、ワンマンが出来るようになったということを思って作った曲で、そんな皆への感謝の気持ちを曲にしましたということで、「今と未来を繋ぐように僕らを導いてくれる」のフレーズが柴田君、郡司君の気持ちが心の奥から響いてきて、オーディエンスの心の底を揺さぶっていきます。aoの二人の気持ちがサウンドに唄に乗って響いてきて、サビのオーディエンスが叫ぶ”オーイェー”の声は言魂となりライブハウスを巡っていき、お互いの「ありがとう」の気持ちでegg-manが満たされていくようでした。

 ”光”の演奏が終わって、バンドメンバー含めた5人がステージ上を後にしますが、幕の奥に辿り着く間もなく、オーディエンスはアンコールを求める声と手拍子が鳴り響いていきます。もっともっとaoの楽曲を聴いてみたいという気持ちだったのでしょう。1分もせずにaoの二人はステージ上に再び出てきます。


<アンコールへ>


 アンコールありがとう御座います。という言葉の次に、アンコールで唄う曲は、自分達が目指す目標を曲にした唄という事で、”夢のヒトカケラ”をアコースティックで二人でしっとりと聴かせます。夢へ向って走っていく二人。この二人がもっともっと大きなステージ、武道館へ向っていけるように、これからも応援して行こうと心に誓いながら聴いていました。夢に向って汗を流しながら唄っている二人は、キラキラとまぶしててさわやかで、今までどおりのまっすぐな視線は前だけを見ていって欲しいなと本当に思います。

 そして、最後にもう1曲歌いますという事で、今年行なったほとんどの路上ライブの最後に唄ってきた曲ですと紹介があり。”一緒に笑おう”が最後にしっとりとゆったりと郡司君の声の美しさを感じながら聴きました。「いろんな事があったよねー」という唄いだしで、aoと出会った、今年5月の溝の口路上ライブがフラッシュバックしました。今のこの場所、ここにいられることが大切だし幸せなんだよなーと噛み締めながら聴いていました。
 全ての楽曲が終わってオーディエンスの万感の想いをこめた万雷の拍手の中で”ao”の郡司君、柴田君の二人は手を繋いで皆に感謝の両手を挙げて応えて素晴らしいワンマンライブはエンディングとなりました。

 ”ao”のオリジナル楽曲のみの16曲(17曲)のステージは、様々な”ao”の現在持てる力の最上をステージで現してくれたのかなとは思います。ステージが終わって、オーディエンスは、入場時に貰ったアンケート用紙への記入をしていたり、今のライブの感想を話し合ったり、CDとか歌詞カード付きフォトカードの物販に向ったりと様々な事をしていました。自分はアンケートを書いてから、色々な人に声を掛けながらライブについての話をしながらしていると、演奏が終わった二人がステージから降りてきたので、柴田君、郡司君へ言葉を掛けながら労いの握手を交わしました。二人とも強い力で握り返してきたのを見て、今回のライブは二人にとって多くの確信と自信を掴んだライブになったのかなとは思いました。

 
 まだまだ名残惜しかったのですが、Egg-Manを出ると入場時には止んでいた雨が再び降り出して寒さが戻ってきていました。雨空を見上げてaoライブの感動で夕闇が感極まって泣き出してしまったかの様と思うことにしました。ライブ後に販売していた歌詞付きフォトカードは今回が4回目になりますが、多くの人が今回のフォトカードの裏に書いてある、”光”の歌詞を見ながら、この素敵なライブを思い出すことでしょう。”ao”の歩いていく先が煌々と光り輝いていることを願ってやみません。



瞳には見えない光の糸が一つ、また一つ
今と未来を繋ぐように 僕らを導いてくれる







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