観戦記:2005.3.27 サテライト 横浜FM対FC東京

  • 2005/03/27(日) 22:00:00

2005.3.27 サテライト 横浜FM対FC東京 <超満員の観客が見たものは?>

2005 サテライトリーグ Aグループ 上柚木公園陸上競技場 14:00KO 1439名
横浜Fマリノス3−3FC東京
 前半0−3
 後半3−0

得点者
(横)56分山崎62分尾本80分山崎
(東)4分近藤祐28分近藤祐44分近藤祐

警告
(横)17分熊林
(東)45分馬場、57分前田、61分尾亦、64分近藤祐

メンバー
<マリノス>
−−アデマール−−安貞桓−−−−
−−−−−−山崎雅人−−−−−−
塩川岳人−−−−−−−−天野貴史
−−−山瀬幸宏−−熊林親吾−−−
−尾本敬−−原信生−−河合竜二−
−−−−−−榎本達也−−−−−−

45分安、アデマール、河合→北野、狩野、田中裕
−−山崎雅人−−−北野翔−−−−
−−−−−−狩野健太−−−−−−
塩川岳人−−−−−−−−天野貴史
−−−山瀬幸宏−−熊林親吾−−−
−尾本敬−−原信生−−田中裕介−
−−−−−−榎本達也−−−−−−

61分榎本→下川
−−山崎雅人−−−北野翔−−−−
−−−−−−狩野健太−−−−−−
塩川岳人−−−−−−−−天野貴史
−−−山瀬幸宏−−熊林親吾−−−
−尾本敬−−原信生−−田中裕介−
−−−−−−下川健一−−−−−−

79分天野→後藤
−−山崎雅人−−−北野翔−−−−
−−−−−−狩野健太−−−−−−
後藤裕司−−−−−−−−塩川岳人
−−−山瀬幸宏−−熊林親吾−−−
−尾本敬−−原信生−−田中裕介−
−−−−−−下川健一−−−−−−

メンバー
<FC東京>
−−−−−−近藤祐介−−−−−−
−鈴木規郎−梶山陽平−小林成光−
−−−浅利悟−−−迫井深也−−−
尾亦弘友希−−−−−−−前田和也
−−−−増嶋竜也−藤山竜仁−−ー
−−−−−−遠藤大志−−−−−−

45分梶山→馬場
−−−−−−近藤祐介−−−−−−
−鈴木規郎−馬場憂太−小林成光−
−−−浅利悟−−−迫井深也−−−
尾亦弘友希−−−−−−−前田和也
−−−−増嶋竜也−藤山竜仁−−ー
−−−−−−遠藤大志−−−−−−

75分馬場→樋口Y
−−−−−−近藤祐介−−−−−−
−鈴木規郎−樋口亮−−小林成光−
−−−浅利悟−−−迫井深也−−−
尾亦弘友希−−−−−−−前田和也
−−−−増嶋竜也−藤山竜仁−−ー
−−−−−−遠藤大志−−−−−−

サブ:近藤健一、鈴木健児、永露大輔

<試合内容>
 マリノスは、ACLインドネシアイから戻って来て、オフが数日あってからの、試合となりトップチームのメンバーの数人がこの試合で復帰するという事もあり、スタンドにはリーグ戦再開を待ちきれない多くのマリノスサポータが駆けつけての試合となりました。安貞桓が骨折のリハビリからの45分限定の出場、河合、アデマールも試運転を兼ねてこの日のスタメンに名を連ねました。FC東京のトップチームは前日ナビスコ杯を戦った上でのサブメンバーがこの試合のメンバーとなりました。キャプテンマークは熊林が巻きました。
 
 1分 横浜 横浜ボールでキックオフ
 1分 横浜 右サイドFK山瀬幸、ゴール前に上げるが増嶋がクリア。
 4分 東京 右サイド小林がボールを浮かせて尾本を交わしてフリーで上げたグラウンダーのボールに、近藤がダイレクトで合わせて、0−1。
12分 横浜 右サイドからFK。ゴール前に合わずに逆サイドに流れる。風が強くてバックからメインの方へ流れる
18分 横浜 中盤の競り合いで熊林がファウルでイエロー
24分 横浜 樋口コーチの指示で、山崎とアデマールのポジション変更。
--分 横浜 右サイドを安貞桓がワンツーで抜け出すところを、増嶋がオブストラクション気味でブロックもノーホイッスル、安貞桓が激怒して副審にクレームを言う。
28分 東京 原からのバックパスを達也が受けてキックしようとした所、芝がずれて軸足が定まらずに、すぐ前にいた近藤にボールが渡る。近藤はフリーで達也の上を越すループシュートを決めて、0−2。
29分 横浜 キックオフのボールを、安貞桓がキックオフシュートは枠を外す
40分 横浜 右サイドFKアデマールのキックは安貞桓がヘッド、GK遠藤が弾き、サイドで詰めたボールをゴール前に送るが、味方に合わず
42分 横浜 熊林が下がり気味だったボランチだったが、少し前に出るようになる
44分 東京 DFのクリアボールを近藤が拾ってドリブルで河合を交わしてのシュートが飛び出した達也の下を抜ける。0−3。近藤はハットトリック。(ロスタイム1分中)

45分 横浜 交代 安貞桓、アデマール、河合→北野、狩野、田中裕
45分 東京 交代 梶山→馬場
46分 東京 横浜FKに馬場が意味無く近づいて、遅延行為でイエロー
46分 横浜 山瀬幸がゴール前ドリブルで2人交わして前に出るが、DFに潰される
48分 横浜 攻めの流れから、田中裕がドリブルでゴール前へ行きシュートモーションで後ろから倒されるがノーホイッスル、クリアボールを拾った原が、田中が戻りきらない中でもワンツーで前線まで駆け上がってクロス。ヘッドはバーの上に外れるが勢いが出る
56分 横浜 左サイドから狩野?のクロス、DFが弾き返した所を山崎拾って豪快なミドルがネットに突き刺さり1点を返す。1−3。
57分 東京 アフターチャージで前田イエロー
61分 東京 激しいチャージで尾亦イエロー
61分 横浜 交代 達也→下川
62分 横浜 右サイドFK山瀬。ゴール前でヘッドでクリア→左CK山瀬、ファーでヘッドで田中?が折り返したボールを尾本がフリーで押し込み、2−3。天野がボールを持ってセンターラインへ戻る
64分 東京 近藤アフターチャージで原を倒してイエロー。危険なプレイがどんどん増えていく。
69分 横浜 北野が右サイド抜け出してGKと1対1は、GK遠藤がブロック。
75分 東京 交代 馬場→樋口Y
76分 横浜 北野がキープから倒されてFKのチャンス。山瀬のFKはオフェンスファウル
77分 横浜 原がフィードミスで相手に渡した際、”ヤベッ”って声が漏れて場内爆笑。だがカバーで事無きを得る。
79分 横浜 交代 天野→後藤(塩川が右サイドへ、後藤が左サイドに入る)
80分 ゴール前で北野が潰れて、拾ったボールを山崎が左サイドから持ち込みGKとの1対1を制して、ゴールを決める。3−3の同点となる。場内のマリサポがスタンディングオベーションの拍手が沸き起こる。
86分 横浜 増嶋の激しいチャージングで北野が飛ばされるがノーファウルで山崎が拾ってのシュートはGKキャッチ
87分 横浜 再び北野がゴール真正面で倒される、今度はファウルを取ってもらう。東京は全員が戻って壁を作る、山瀬、後藤がキックに立ったが、後藤が思いっきり蹴ったボールは壁に当たりラインを割り、左コーナーに、山瀬コーナーはDFにクリアされる。
88分 横浜 塩川がサイドにフリーでボール渡ったがDFがブロック。右CKへ、山瀬のキックは、狩野が合わせるがゴール枠外
89分 横浜 山瀬の左サイドからの豪快なシュートは、GKなんとか弾いて惜しくも外れる。
90分 ロスタイムが出たかは解らない中でタイムアップ。3−3の同点。


<雑感>
 FC東京公式スタッツを見ても解るとおりの結果で、前半と後半で全然違う姿の試合となりました。前半はFC東京の出足が凄く良くてボール保持者に数人で囲ってボールをサイドへ繋いで行く姿が徹底していて、横浜はボールをつなげませんでした。ボールをトップに当ててキープしてサイドを上げたいという戦いを選択していましたが、トップでのボールキープは、安貞桓もアデマールも全然出来ずに、山崎もトップ下となりながらも上がり過ぎたりして、中盤がすかすかで逆にそこのスペースを、迫井や浅利に使われてしまって、東京のサイド攻撃が生きるという感じでした。
 足元も芝が枯れているような感じの色で根付きも悪く踏ん張れないような感じで、2失点目はそれがやや影響した形となってしまいました。
 安貞桓は激しいマークに自由のボールを扱えずにイライラが募って副審にクレームを言ったりしていました。オフサイドも何度もかかり、安貞桓のイライラはますます大きくなっていったように感じました。怪我明けでまだまだ体のフィット感が無いのかなと感じました。アデマールはボールがこないから途中からやや下がり気味になってしまい仕方が無く樋口コーチが山崎とポジションを変えていた感じに見えました。(サテライトは通常樋口コーチが指揮を取ります。岡田監督はベンチ入りしてました。原博美監督はスタンドで見てました)前半は東京の一方的なペースで得点を重ねる中で徐々に勢いを増して行った感じです。

 後半になって、マリノスは予定通り3人の選手を交代しました。ハーフタイムに樋口コーチがどうやって活を入れたのかは解りませんが攻撃の意識が前に行くようになり、その急先鋒が北野でした。坊主頭はやや伸びてきましたが、小さな身体でがしっとポストをしてボールの起点を作るようになります。トップ下に入った狩野も確実にボールを散らしてサポートをこなして、ボランチとの間を繋ぐリンクマンの役目を確実にこなして攻撃の形が少しづつできてきて、山崎の得点に繋げます。山崎のシュートは気持ちがこもったシュートがネットに突き刺さったという表現がぴったりな豪快なシュートでした。ゴールに入ったボールをダッシュでセンターラインへ戻す姿に、残り時間にかける気持ちも現われます。
 この得点で山瀬も生き返って、柔らかい軟体ドリブルで抜くシーンなども出てきます。こぼれ球も取れるようになり、3バックの中央に入った原のコーチングが良く出ていました。コーチングに関しては両チームとも喧しいくらい出ていたので試合に活気がありました。良い雰囲気で試合は進みました。そしてコーナーから横浜が1点差に追いつくヘッドを尾本が決めてからも、更にいけいけとなって横浜の攻撃が出ていきます。田中裕介の右サイドからの守りからの攻撃参加は何度か見られましたし、塩川も確実に前へ繋いでいく行くプレイを見られるようになりました。

 東京は前半の運動量がやや落ちてボールに行っていた足が相手の足に行くようになったり遅れたりして、ファウルになる危険なプレイが何度となく出てきてその度に横浜選手が倒れますが、選手はひたむきにすぐに立ち上がってプレイを続けます。そして北野の潰れから山崎がこの日の2点目を決めてついに同点に追いつきます。スタンドの半分を埋めたマリノスサポータはスタンディングオベーションで山崎のゴールを祝福します。
そしてタイムアップまで何度も攻め続けた横浜でしたが、3−3の同点のまま終りました。
 この日の試合会場ですが、メインスタンド入場時にマリノス側とFC側の二つに分けて入場をして、センターサークル付近の出入り口で半分に分けての誘導を行っていました。試合開始時にはメインスタンドは満員で、バックスタンドにも多くの観客が入っていてゴール裏の芝生席まで人が入るような感じでした。公式で1439人となっていますが、もっと多くの観客がいたような気もします。ハーフタイムには路上駐車をしている車を取り締まるパトカーなども現われていました。

 この試合で一部の選手達は確実に評価を上げたとは思います。マリノスのサテライトにこんなに人が集まった記憶は自分の中に無いです。この日会場に詰め掛けたマリノスサポータは、安貞桓や久保が目当てだったかもしれませんが、試合後半に見た若手選手の頑張りを目撃したと思います。選手の良いプレイに対して、サポートソングではなく自然と湧き上がる拍手の素晴らしさを感じたと思います。この次のサテライトの試合などでもこの日のように多くのサポータや観客が集まって欲しいと試合後に感じました。
 
<評価>

達也 失点に繋がるキックミスは言い訳無用。当分トップでは怖くて使えない。
河合 3バックの右という、いつもの左ではなくキックが蹴りづらそうに感じた。
原 3バックの中央でコーチングをして纏める。攻めあがりも良かった。クリアをもっと大きくして欲しい。
尾本 1得点。1失点目に絡む。 が、フィードは良かった。
天野 上がってのクロスは無くてスペースを埋めるのに腐心。対面が規郎じゃ仕方が無い
塩川 前半は消えていたが後半に盛り返す、左右のサイドをこなす
熊林 キャプテンマークを巻く、後半は中盤を建て直す。
山瀬幸 前半はバランス悪かったが後半は盛り返す、セットプレイは全て山瀬の左足から 
山崎 2得点。この試合のMVP的な活躍。
アデマール 運動量少なし。
安貞桓 試合感なし。

田中裕 3バックの右に入る、左足キックが生かせなかったが攻め上がりなども見せる。
北野 後半は”神”に見えた、全て北野のキープから流れは変わった、増嶋へも果敢にヘッドで競り合いに行く姿に”漢”を感じた
狩野 後半中盤でリズムを生み出す動きを見せる。
下川 安定感抜群。セカンドキーパーへ名乗り。
後藤 10分のプレイ。左サイドでパスから攻めのリズムに乗っていい動きを見せる。FKは惜しかった。


<補足>
 公園の駐車場に車を止められたので、ラ・フェット多摩 南大沢のアウトレットに寄れずにやや心残りが出来ました(笑)。早めに行ってよかったです。開門は試合開始1時間前でしたがすぐにメインスタンドは埋まっていきました。記者席が上のほうに2段有りましたが、記者は4人くらいしかいなかったからあんなに空けることは無いのにね。テレビカメラが2台きていて、それもあっての選手のモチベーションに繋がったのも有るかとは思われました。テレ東ともう1社は解りませんでしたが。