観戦記:2006.12.10 Jユース・サハラカップQF 横浜FMユースvs広島ユース

  • 2006/12/10(日) 22:00:00

2006.12.10(日) Jユース・サハラカップ準々決勝 フクダ電子アリーナ 11:00KO 名 晴

横浜Fマリノスユース 1−2 サンフレッチェ広島ユース
 前半 1−1
 後半 0−1

得点者
(横)7分:木村 
(広)16分:横竹、60分:中野

警告
(横)金井、陽介、端戸、アーリア
(広)


<布陣>

・横浜F・マリノスユース

−−−−−−木村勝太−−−−−
水沼宏太┸甲賢太郎斉藤陽介
−−長谷川アーリア−幸田一亮−−
武田英二郎−−−−−金井貢史
−−−E賃綽唇譟34甲斐公博−−
−−−−−−虻監峻−−−−−−

後半0分 木村→25端戸
後半32分 水沼→大久保
後半40分 ┸甲→す田

−−−す田陸−−25端戸仁−−−
24斉藤学−−E賃綽唇讚大久保翔
−−−−−長谷川アーリア−−−−−
武田英二郎−−−−−金井貢史
−−−34甲斐公博−幸田一亮−−
−−−−−−虻監峻−−−−−−

サブ:‥銘裕樹、汗章憧何諭24斉藤学、温盖彿輝


・サンフレッチェ広島

−−平繁龍一−−中野裕太−−
−藤澤典隆−−−−横竹翔−−
−−23岡本知剛−−保手濱直樹−
ν刑換酥−−−−−−L酖通盛
−−−篠原聖−−ズ監B鵝檗檗
−−−−−扱鹽聴ゝ┰邸檗檗檗檗

後半42分 藤澤→各眦

サブ:21原裕太郎、山根佑介、松田直也、金田浩明、22小西和樹、 34不老祐介 <試合雑感・展開>

・試合前

 今季二回目のふくありに来ました。2週続けてくるとは思わなかったですけどね。前日の土曜は雨が降ってかなり寒い中で天皇杯の試合が行なわれたことを知っていたので、この日も防寒にひざ掛けまで用意してフクアリに向かいましたが、結果的に思ったよりは寒くなくて、荷物だけが多かったという状態になりました(苦笑)
 横浜からホリデーパス@2300で、蘇我駅までの直通電車に乗ったので快適でしたねー。一緒に観戦する友人と談笑しながら、あっという間に蘇我駅に、駅前のコンビニにて食糧調達して、もう一人の同行者と合流してスタジアムへ向かいました。スタジアムへ向かう道のりは、Jリーグが行なわれる際と違ってひっそりとした雰囲気ですね。殺風景という冬の寂しい感じなので、もっと色々なものがスタジアムの周りに出来るといいなーとは思いました。
 
 スタンドの入り口はメインの1箇所しか空いていなくて、係員が人数チェックで立っていました。スタンド入り口に豪華なパンフが置いてあり、無料でもらいました。準々決勝だけじゃなくて、2回戦から配れば、トリプレッタの関係者とかも嬉々として持っていったのだろうに、無料だけあって(スポンサーが支払うのしょうけど)部数が無いのですかねー。昨年も同じでしたけど。
 スタンドに入ると、メイン側のゴール裏スタンドに、マリノスサポータが弾幕を広げていました。多くの弾幕がスタンドを所狭しと張っていました。自分達はメインスタンドのマリノス側ベンチ裏辺りを陣取って選手達がアップで出てくるのを待ちます。なんか自分達の後ろには選手の父兄などが陣取っていました。アーリアのコールや陽介の新しいコールなどについて話が聞こえてきました。(聞き耳を立てていたわけではないけど)、スタンドで知り合いを見つけて、しばし談笑。先週もなんか色々と話した気がしますけど、今回も楽しかったですね。こちらが一方的にしゃべっていただけのような気もしますが(苦笑)
 そんなこんなで選手達がアップで出てきます。そして選手紹介、ふくありのウグイス嬢は、もっとアナウンスの練習したほうが良いね。間違えすぎで詰まりすぎです。朝早いから練習はなかなか出来ないのだろうけど、選手名を間違えたりするのは失礼だと思うのですよねー、やっぱね。素読みして、振り仮名振ったりしておけばすむことなのにね。入場料無料なんであるだけありがたいと思うしかないのでしょうけど、電光掲示板にも選手名と得点は出てましたしね。さすがにリプレーは無かったけど。

 スタンドにはトップの水沼監督の姿もありました。試合前にはピッチに降りて交友を深めていました。サッカーファミリーは何処にいても人脈はあるものですね。スタンドにはスカウトとおぼしき人も数名見かけましたし、色々な人がいますねー。サポータはマリノスもサンフもそこそこいてメインの両端でコールを出していました。そんな感じで、ピッチに選手が出てきて試合が始まります。

・試合

 マリノスのスタメンは、先週より変わっており、アーリアがボランチに復帰。キャプテンの山岸純平がスタメンからもベンチからも外れました。何か別の予定があったのかなー家庭や進路に関することだったら仕方が無いのですけどね。(受験だったらしいです)あとは1トップが端戸から木村勝太に変わっており、GKが佐藤で、それ以外はここ最近のスタメンメンバーでした。布陣も4-2-1-3の今季ずっと変わらない布陣を敷きます。

 対するサンフのメンバーはトップに上がる、10番平繁を中心に、11番横竹、9番中野が前線に絡み、その下から、遊佐、保手濱が出てくる布陣で迫力十分の前線を敷きます。3トップという触れ込みでしたが、若干布陣が変わっており、4−2−2−2のような形を取っていました。中央の中野の存在感が光ってました。

 ゲームが始まって最初のチャンスが、サンフに生まれます。甲斐がバウンド処理を誤り、右から中野にフリーでのシュートを打たれますが、これはなんとか佐藤がビッグセーブで防ぎます。これで落ち着いたのか、マリノスの攻めが続き、そして最初に得点したのがマリノスでした、早いボール回しから、左サイド深い位置で陽介が受けてドリブルでエリア切れ込みます、中央へ送ったボールが一度は跳ね返されますが、木村がなんとか身体に当てて、ぱさりとゴールエリアに飛び込み先制します。場内アナウンスでは、”もりやま”のゴールと言っていましたが、森山は広島ベンチに監督として座っていました(苦笑)森谷と間違えたようですが、実際は木村の得点でした。

 試合が動いても状況は変わらず、両チームがコンパクトな陣形を取ります。センターサークルに20人のフィールドプレイヤーが入るような布陣でスモールフィールドからの拡散からの攻守を狙う戦いで、非常に集中力のある攻防が見られました。欲しかった先制点がマリノスに生まれました。1点とって余裕が生まれたマリノスに、緊張感が更に高まったサンフ。その後はマリノスはなかなかシュートが打てない展開が続きます。マリノスの攻撃をなんとか足に当ててパスカットする形が何度も続きます。マリノスは先週は通ったボールが全てカットされてしまい、なかなかボールを前へ運ぶことが出来ません。宏太や斉藤のドリブルは止められ、木村のポストプレーも身体を押さえられて、なかなか思った方向へ落とせなくなります。主審の流し気味の笛も有って、ゲームがなかなか切れない攻守めまぐるしい展開が続きます。

 そして次の1点が入ったのが、サンフでした。ハーフからやや中へ入った時点の金井がイエローを受けたプレイの広島のFK、平繁の蹴ったボールはゴール前へ、横竹があわせたボールは、GKの手の上を抜けてふわりとネットに突き刺さって1−1の同点となります。
 1−1となっても早い攻守の切り替えが両チームから何度も見られますが、決定的なシーンはサンフの方が多かったです。マリノスは単独突破は止められて、サイドから中へ入れるボールがカットされてしまいなかなかシュートが打てない展開が続きます。このままハーフタイムを迎えます。

 後半に先に動いたのがマリノスです、1トップを木村に代えて端戸にします。これでポストプレイを安定させようとしますが、落としたボールに陽介が飛び込んだ際に、DFの方が1歩早くて、アフターで陽介にイエロー。このシーン以外にも、陽介よりDFの方が早く入るシーンを何度も見られました。左右からのクロスや突破がなかなかチャンスに結びつかないまでも、相手に圧力を与えていきます。しかし追加点が入ったのがサンフでした。ゴール前の右サイドから受けた中野が力強いステップで一瞬甲斐を外して強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さります。佐藤のセーブも間に合いませんでした。

 1点のビハインドを追ったマリノスは、アーリアがドリブルを見せますが、平繁がしぶとくついてミスを起こさせたりして、守備意識を高めます。マリノスは水沼に代えて大久保、更に森屋に代えてDF広田を前線へ送り込みパワープレイに移行。田代も前線まで上がってラッシュをかけますが、横竹もディフェンスに入って、なかなか攻め形が見出せません。それでも44分に武田が左サイドから切れ込んで、エンドラインから中へ送ったボールに得点の匂いが感じさせますが、集中した守備で、陽介や端戸もシュートを打ち切れずにクリアされてしまいます。

 そしてこのままタイムアップ。タイムアップの瞬間に喜びを爆発させるサンフの選手やベンチの選手達、ピッチに倒れこんで動けないマリノス選手達、ベンチで立ち尽くす選手達。残酷なコントラストが描かれていました。陽介は、座り込んで、大の字に寝っ転がってしばらく起き上がれず、甲斐は泣きじゃくり、大久保も涙を流します。田代が選手達を立たせて整列後、両チームベンチへ挨拶。サンフサポからの労いの”F・マリノス”コールが出ていました。
 選手がサポータへ向かう足取りも重く、ほとんどの選手が涙を流していたとは思いますが、よくは見えませんでした。この試合が今年度最後の公式戦。3年生にとっては、F・マリノスユースとして戦う最後の試合でした。

2006年、横浜F・マリノスユースの1年は終りました。タイトル獲得を目指した1年間。他チームから優勝候補と言われ続けて、並々ならぬ闘志を対戦相手から浴びせつづけながら闘った1年間でしたが、無冠と言う結果に終りました。

 3年生の選手達は、今後、トップに上がる3人の選手達、他のJクラブへ進路を決めた選手達。そして大学サッカーへ道を進めた選手達。試合後の悔し涙は、心を締め付けられました。それだけこの大会にかける想いは強烈だったかと思います。
 その3年間を過ごした、トリコロールの誇りを胸に、これからのサッカー人生を戦い抜き、いつかまた、トリコールのユニフォームを着る機会が訪れる事を切に願って止みません。

 3年生の選手達。お疲れ様でした。そして、ありがとう。1年間素晴らしいプレイの数々を見せてもらい、ワクワクしながらスタジアムで試合を見つづけていました。1、2年生の選手達は、今季果たせなかった目標を、来季必ず果たす事が出来る様に切磋琢磨して頑張って欲しいです。

 多くのサッカープレイヤーにとって、この先も幸せなサッカー人生が訪れる事を祈っています。


[ 更新日時:2006/12/12 00:17 ]