観戦記:2007.03.25 ナビ杯-2 清水vs横浜FM

  • 2007/03/25(日) 22:00:00

2007.03.25(日) ヤマザキナビスコカップ予選リーグBグループ第2節 日本平スタジアム 15:00KO 9102名 雨上がり曇

清水エスパルス 2−2 横浜F・マリノス

 前半 1−0
 後半 1−2

得点者
(横)大島、坂田 
(清)杉山、市川

警告
(横)那須、幸宏、河合
(清)

*ナビ杯は累積2枚で出場停止です。 <布陣>

・横浜F・マリノス

前半
−−坂田大輔−−大島秀夫−−
−山瀬幸宏山瀬功治吉田孝行−
−−−−−河合竜二−−−−−
田中裕介−−−−−−田中隼磨
−−那須大亮−−栗原勇蔵−−
−−−−−榎本哲也−−−−−

53分 鈴木→大島
−−清水範久−−大島秀夫−−
−山瀬幸宏山瀬功治吉田孝行−
−−−−−河合竜二−−−−−
田中裕介−−−−−−田中隼磨
−−那須大亮−−栗原勇蔵−−
−−−−−榎本哲也−−−−−

サブ:高桑大二郎、吉村光示、天野貴史、狩野健太、乾貴士、鈴木隆行

・清水エスパルス

・前半
−−西澤明訓−−フェルナンジーニョ−
−高木純平−−−−兵働昭弘−
−−伊東輝悦−−杉山浩太−−
児玉新−−−−−−−市川大祐
−−高木和道−−岩下敬輔−−
−−−−−西部洋平−−−−−

58分 杉山、高木→藤本、矢島
矢島卓郎西澤明訓フェルナンジーニョ−
−藤本淳吾−−−−兵働昭弘−
−−−−−伊東輝悦−−−−−
児玉新−−−−−−−市川大祐
−−高木和道−−岩下敬輔−−
−−−−−西部洋平−−−−−

71分 岩下→平松
矢島卓郎西澤明訓フェルナンジーニョ−
−藤本淳吾−−−−平松康平−
−−−−−伊東輝悦−−−−−
兵働昭弘−−−−−−市川大祐
−−−児玉新−−高木和道−−
−−−−−西部洋平−−−−−

サブ:掛川誠、廣井友信、原一樹、長澤駿

<試合展開>

・試合前

 このゲームは、土曜、水曜にゲームが有った事から、中3日での試合となりました。横浜は、リーグ戦2連敗の後に、ナビ杯初戦を大宮に破れて3連敗。チームの建て直しが急務の状況でした。監督が変わって戦術が変わってのリーグ戦が始まった直後はチーム的にまとまりが出来るまで混乱が続く場合もありますが、試合内容があまりよくないのがこのまま同じ闘い方を続けていたら、シーズン終盤にはとんでもないことになるという思いがあり、サポの中には危機感を持った人も多くいて、それが指揮官やチームへの批判に繋がっていたりしています。そんな中で迎えた、アウェーの清水戦でした。今季初めて公式戦でアウェーの地で闘うことになる横浜。そういった意味では、気分が少し変わるかもしれないと言う期待がありました。
 メンバー的には、前回のメンバーから少し変更があり、また前回の試合でスタメン出場した選手が、ベンチからも外されると言う状態で、選手とスタッフとの意識のすれ違いが多くならなければいいなというメンバー編成ではありますが、今回の試合では、山瀬幸宏、吉田孝行などの選手がスタメンに名を連ねました。佑二は前日に日本代表の試合がありフル出場した関係から、この試合のメンバーからは外れました。
 対する清水は、出場停止二人に加えて、チョが韓国代表、枝村、青山、山本海、山本真等がアンダー代表でこの試合に出られず、また、A代表の藤本は、前日の試合に出ているのにも関わらず、この試合のベンチ入りを果たしていました。ベストであっても、メンバー構成は監督が考えることなので、どうなのかは解かりませんが、PSMで戦ったメンバーとは多くの選手が入れ代わる中での対戦となりました。

 この日は朝から雨が続いており、試合開始頃にはやみましたが、雨を含んだ芝生は、結構スリッピーになるんじゃないかと感じました。ひさしぶりに来る日本平はアウェーコーナーサイドに新しいビジョンが出来ており、エスパゴール裏の方にあるビジョンはお役御免で、コーナーサイドにあるビジョンのみを使うようになったようです、これでリプレーなども映せる様になったみたいで、試合に来るサポには好評かなとは感じました。アウェーゴール裏二階席からも結構良く見えました(自分の場所からは)

・前半

 試合始まって、功治がキャプテンマークを巻いていました。コイントスに勝ってエンドが変わりました。試合開始からマリノスサポーターへ向かってくるエンドを功治は取りました。攻める気持ちを出したエンド交代だとしたら嬉しいと感じました。まず最初に、キックオフのボールを奪って左サイドに張り出した、幸宏のくねくねドリブルからゴール前へ送ったグラウンダーのクロスは惜しくも坂田には合いませんでしたが攻撃の意識は見えました。
 布陣は最初は、4-2-2-2に見えたのですが、4-1-3-2との事で、河合を1ボランチに置く布陣でした。中盤が前の試合よりも流動的に動くことが出来て、裕介や幸宏が攻めでの勝負する姿勢が見えてのがよかったです。でも、パスの出しどころがなくて奪われてカウンターを受ける場面とかも多くあって、そこはなんとか凌ぎながらという感じで試合が進んで行きます。
 清水も結構単調な攻めが多くて、GKからのロングキックからの攻めが多かった印象で西澤のヘディングとフェルナンジーニョの個人技を活かしての攻めと言った感じでは有りましたが、そこはしっかり勇蔵などが付いて止めていました。でも先に得点が入ったのが清水で、カウンターから左サイドを攻めてきます。隼磨が中央へ絞りすぎる所を付いて、高木純がボールを受けて、隼磨を交わし切る前にシュート。哲也がなんとか弾き返しますが、それがゴール前に落ちて、カウンターで詰めていた杉山に押し込まれて失点。失点後に哲也がうずくまり、少し治療で時間が掛かりましたが、大したことが無くプレイに戻ってホッとしました。
 ビハインドを受けましたが、横浜の選手たちは気落ちする事無く攻撃にかかります。ゴール前のFKで功治と幸宏が並んで蹴るシーンなどもありましたが、功治が蹴ったシュートは、枠を外れます。CKもありましたが、ファーへ大きすぎてうまく合わず、コーナーはニアで早いボールで勝負して欲しいのだけどなーとも感じます。1点を取り返そうと奮闘しますが、返せず。清水の西部はGKはなんか時間掛けてやっていたような気がしたのですが、よく解からなかったです。松村主審に何度も促されていました。

・後半
 後半になって1点のビハインドを取り返そうと横浜の選手が奮闘します。ピッチで動きを話し合うシーンなども生まれて、選手たちが考え始めたようにも感じました。前への意識を強く持って行きます。功治のドリブルに反応する選手も出てきたり、連動性が少しづつですが見えてきましたし、サイドを使う意識も出てきました。
 そんな中で、右CKを得ます。蹴るのは左足の幸宏。幸宏が蹴ったボールは一度は跳ね返されますが、再び幸宏の元へ、再度中へ入れたボールに、ゴール前に混戦となり、河合が繋いだゴールを、大島がゴールに叩き込み同点に追いつきます。これで元気が出るトリコロールの選手たち。前から奪うと言うディフェンスから、早めに奪ったボールを、功治がドリブルから坂田にスルーパス。左で受けた坂田はDFを一人振って、GKの届かない位置へ強烈なシュートを叩き込み、逆転に成功します。ピッチの選手たちが坂田の下へ祝福に駆けつけます。アウェースタンド二階席狂喜乱舞の喜びを表していました。
 更に攻勢に出るトリコロールに、清水は攻撃的な選手を送ってそれに対抗します、藤本、矢島を入れて前への圧力を強めていきます。逆に、中盤が伊東だけとなったところをトリコロールの選手たちが付いていくことが出来て、何度か決定的なチャンスも生まれますが3点目が奪えず、それが終盤になって効いてきました。オフサイドで、隼磨や幸宏がチャンスを逃す結果もあったりして、もう少し丁寧に攻撃を構築して欲しいとは感じました。
 そして、ゴールエリアの競り合いにて、微妙な判定が清水の左CKになります。選手たちは抗議していましたが受け入れられず、そのCKで藤本が蹴ったボールに、市川が合わされてしまい、2−2の同点。同点になっても気落ちするトリコロールの選手たちはいなくて、すぐにボールをセットして取り返そうと言う意欲は見せますが、その後は攻めるも取り返すことが出来ず、ロスタイム3分を数えましたが、ゴール前で幸宏がヘッドで頭を打って起き上がれない場面でタイムアップの笛が鳴りました。笛がなった瞬間、功治は疲れたと言わんばかりに座り込みましたが、それだけ功治は90分間良く動いていました。

 試合後、アウェーゴール裏へ挨拶に来る選手たちへ、トリコロールのサポーターは拍手で迎えました。前の試合よりも確実に良くなった攻守を見れたし、勝ち点3は取れなかったけど、闘う姿勢が見えて、それをピッチで表現してくれたからこそだとは思いました。

<選手評価>

哲也 5.5 練習から今ひとつなのは感じていたが、1失点目は弾くのは前なら大きく弾いて欲しい。そうすれば押し込まれることはない。
隼磨 5.5 失点シーンで裏を空けたのは痛恨です。間に合わないのなら、空けてはいけない場面。攻撃でもチャンスにオフサイドに掛かるなど、もう少しやって欲しい。
勇蔵 6.0 相手の強力な前線に身体を張り続けて跳ね返し続ける。
那須 5.5 中央のディフェンスの方が安心感がある。奪ってからのパス出しと、工夫を考えて欲しい。 
裕介 6.0 決定的なミスもあったし、いい攻撃参加もあった。もっともっと試合経験を積んで欲しい。
河合 6.5 身体を投げ出してボールを奪い取ると言う気迫を90分間見せ続けた。パスミスは功罪として、河合は中盤に必要と思う。
幸宏 6.0 久々のスタメン、試合開始早々の左からのチャンスメークはチームへ勇気を与えた。
功治 6.0 ボールもつと伊東が潰しにきていた、それでも前へのドリブルからスルーと持ち味は見せた。キャプテンマークは新鮮だった。
孝行 5.5 消えている時間が長いので、もっと能動的にボールに絡んで欲しい。
大島 6.0 今季初得点。だが前線で、岩下にヘディングで負けすぎ、精進して欲しい。囲まれて奪われる場面も多し。
坂田 6.5 前へのチャレンジな意識が前半から見えた。一時は逆転となるゴールを決める。

清水 -.- 時間短く評価なし。もう少し長い時間出して欲しい。


<試合雑感>

 この試合に行くかどうか迷っていたのは確かですが、次節の広島にはいけないことが解かっていたから、ちょっと無理して行って来ました。試合前には、清水駅で、河岸の市にて、お寿司を食べて腹ごしらえをして、清水駅からシャトルバス(片道300円)に乗ってスタジアムへ。ビジターゴール裏の細い階段は毎回何とかならないかなーと思いつつ、2階スタンドに上がるのにエレベータとかないんですかねー?とボランティアに少し嫌味を言いつつ、スタンドへ。スタンドは雨が降った影響で座席が濡れていました。真ん中の通路より前目に場所を取って、スタジアムグルメを目指します。結局食べたのは、おでん400円だけでした。卵が欲しいと言った1個おまけしてくれてラッキーでした(笑)マッチデーを買いつつ試合開始を待ちます。

 でまあ、ゲーム内容は上に書いたとおりです、トリコロールのサポーターは、試合始まってから、ずっと、”アモール〜トリコロール、この気持ちは、いつまでも変わるはずは無いのさ〜、愛を唄で伝えようぜ、俺たちは、ここにいる♪”をずーっとリフレインしていました。前半45分が終わって後半始まっても同じ唄を歌い続けました。選手の気持ちへ届かせるように。そして、その気持ちが通じたのか?2−1で逆転。そして”俺たちが、横浜!俺たちが横浜!”のコールを、その後に続けます。その横浜サポーターの気持ちを選手へ伝わるようにと。結果的に追いつかれての、2−2でしたが、選手たちの闘う姿勢が見えた90分間でした。身体を投げ出して、食らいついて、負けねえぞという意識を出して、攻撃の選手は勝負の姿勢を存分に出した90分間。内容的にミスもあるし、流動的にパスが繋がっていかなかったり、後ろに戻したり、パスを出せなくて詰まって囲まれたりと、悪い場所はいくつもあっても、それでも選手たちは前向きに勝負してくれた90分間だったと思います。日変わりスタメンは今後もあるかもしれないけど、選手たち自身が戦いのベクトルを併せて、こうして行こうというのを話し合ってそれをピッチに出して行けば必ず良い方向に行くと思うから、この引き分けを、収穫として、更なるチームの結束や上昇につなげて行って欲しいと思います。

 帰りは、静岡駅へのシャトルバス(片道600円)が1時間かかって、その後は新幹線で移動しました。新幹線の中では、宴会中のおじさんおばさんの話し声のトーンが高いのを気にしながら、マッチデーを読みつつ、今日の試合を振り返っていました。
 次節は、3月31日18:00キックオフ。リーグ戦アウェーの広島戦です。


[ 更新日時:2007/03/26 22:09 ]