観戦記:2007.04.22 J1-7 横浜FMvs大分

  • 2007/04/22(日) 22:00:00

2007.04.22(日) J1-7 日産スタジアム 16:00KO 17219名 曇・風

横浜F・マリノス 5−0 大分トリニータ

 前半 2−0
 後半 3−0

得点者
(横)幸宏、坂田、坂田、河合、功治 
(大)

警告
(横)
(大)マラニョン、高松、松橋、深谷

<布陣>

・横浜F・マリノス

前半
−−坂田大輔−−大島秀夫−−
−山瀬幸宏山瀬功治吉田孝行−
−−−−−河合竜二−−−−−
小宮山尊信−−−−−田中隼磨
−−那須大亮−−栗原勇蔵−−
−−−−−榎本哲也−−−−−

68分 坂田、大島→マイク、陽介
−−斎藤陽介−−マイク−−−
−山瀬幸宏山瀬功治吉田孝行−
−−−−−河合竜二−−−−−
小宮山尊信−−−−−田中隼磨
−−那須大亮−−栗原勇蔵−−
−−−−−榎本哲也−−−−−

72分 吉田→天野
−−斎藤陽介−−マイク−−−
−山瀬幸宏山瀬功治天野貴史−
−−−−−河合竜二−−−−−
小宮山尊信−−−−−田中隼磨
−−那須大亮−−栗原勇蔵−−
−−−−−榎本哲也−−−−−

サブ:飯倉大樹、吉村光示、上野良治、狩野健太

・大分トリニータ

−−高松大樹−−松橋章太−−
−−−−−藤田義明−−−−−
根本裕一−−−−−−高橋大輔
−−金崎夢生−−マラニョン−−
−三木隆司深谷友基上本大海−
−−−−−西川周作−−−−−

45分 高松→市原
60分 松橋章→アウグスト
73分 金崎→松橋優

サブ:下川誠吾、梅田高志、西山哲平、森重真人

<試合展開>

・試合前

 前節のアウェーの磐田戦から1週間、ようやく週2試合のゲームの連続がなくなって、ほっとした1週間だったかと思います。その間に選手達は、疲れを取るとともに、連戦で培ったコンビネーションの確認などに費やした1週間だったかと思います。前前日練習でマリノスタウンでみたキーパーからのクリアボールを拾って5人で前へ攻めていく形を何度もやって色々な形でゴールを陥れていました。その形が、試合で出るといいなーって少し思いながらいました。

 この節のゲームはJ1は土曜に6試合が行われて、日曜に横浜の試合を含めて2試合が行われました。土曜の試合で、順位的に下位だったチームが勝ち点を伸ばして試合が無かった横浜を抜いていきます。まあ序盤で勝ち点差がほとんど無いから、1試合を行えば順位ががくっと下がるのは当たり前の事なんですけど、この大分戦で勝ち点3を取れないと、順位的には、下位3チームの中に入ることになるために、今の順位は何も意味を持たないのですけど、それが気になる人にとっては気が気じゃなかった様です。自身は、下位との勝ち点差、上位との勝ち点差がもっとも重要と思っているので、今この時点での順位を気にする必要は全く無いと思っているから、そう話していましたが、そう思わない人が多いんだな−って感じました。上にいて欲しいと言う思いはありますけど、思う以上に悲観的になる必要は無いし、サポーターが悲観的になると応援に焦りが出てくるから、それがピッチ上の選手に悪影響を及ぼすという図式は絶対になってはいけないと思うから、そうならないようにしなきゃなと思った次第です。

 当日、日産スタジアムには小机でのユース試合を見てから移動してきました。年チケ列が開門して、中に入って場所を取りますが、そういえばこの日は入場時に配り物が皆無でした。なんかするっと普通に入ったのが拍子抜けな感じでした。まあ特別何も無いなら渡さないほうが、ゴミも増えないし座席に放置される事もないし、ボランティア等の人件費もかからないってのは感じてはいましたけど、大丈夫かなーと少し思ったのは事実です。
 ピッチでは、小学生のサッカーが始まって、バックスタンドのサッカー検定には、アーリアや乾が子供達とのふれあいをしていたとかって話を聞きながら、試合開始を待ちました。試合を待つ間、かなり風が強くて、張ってある弾幕もかなり風になびいていました。
 メンバーは、マリノスでは、左SBを裕介が外れて、小宮山が今季初スタメンとなります。右MFは古巣相手に燃える孝行が入って、それ以外は不動のメンバーでした。サブには若い選手がずらっと入りましたが、モチベーションを考えたら、直樹を入れるのも必要なんじゃないかと少し考えました。大分は怪我人が少し戻ってきたらしく、金崎、根本がスタメン復帰して、アウグストはベンチに入ります。逆に山崎は怪我でメンバーから外れてしまいました。

・前半

・後半

・試合後

 試合後、ゴール裏へ笑顔で集まってくる選手たちへ最大限のコールと拍手でサポーターは迎えます。ようやく出た結果に満足な表情です。メインスタンド前でヒーローインタビューをしてきた、幸宏に坂田がゴール前のお立ち台に立ちます。最初は幸宏です。たまたまと呼ぶにはもったいないJ初ゴールは23歳のバースデーゴールでした。”ハッピーバースデー、トゥ、ユー”とサポーターみんなで、幸宏のバースデーを唄って祝います。とても素晴らしい空気が流れていました。そして坂田、”これからも応援よろしくお願いします”に多くの拍手が鳴ります。
 電光掲示板では試合のダイジェストが流れて、多くのゴールシーンでのゴール裏からは歓声が上がります。幸宏の得点後に、最初に寄ってきたのはお兄ちゃんである、功治。今まで見たことも無いような笑顔で駆け寄って、幸宏の頭を叩く功治の姿に、兄弟愛を凄く感じたし、幸宏のゴールが一番嬉しかったのは、間違いなく功治だったのだろうから、その笑顔が物語っていました。ダイジェストを見て、いい気分のままにスタジアムを後にしました。

<選手評価>

哲也 6.0:守備機会はあまり無かったが、風が強い中で見極めてキャッチできていた。
隼磨 6.5:アグレッシブに前への勝負をして、同期の根本に攻撃を許さず。1点目に繋げたのは隼磨の走りがあったから。
勇蔵 6.0:破綻無く守る。細かなミスはあったが、気にならないくらいだった。
佑二 6.0:先制したあとの、イージーミスは痛恨になりかけた。その後は、集中力を保ってプレイ。
小宮山 6.0:初スタメン。前へ上がっての好クロスを連発していた。
河合 6.5:バイタルを埋めつつ、相手にとどめを差す、4点目のドリブルシュートは新しい領域へ踏み込んだ気がする。
幸宏 7.0:勇気を与える先制ミドルシュート。あの位置から蹴ったからこそ決まったゴールは、自身23歳のバースデーゴールとともにJ初ゴールとなった。
孝行 6.5:古巣相手に、ずっと足を止めずに動きつづけて、危険な存在であった。他の試合でも同じ気持ちでピッチに立って欲しい。
功治 6.5:前線でボールをつなぎながら、組み立てに入る。5点目のミドルは確実に決めて、兄弟ゴールで〆となる。
大島 6.0:前からのプレッシャーで相手を疲弊させつづけた。
坂田 7.0:2得点。よく動いた結果がフリーの坂田にこぼれてきた、シュートは冷静だった。今季J初得点。

マイク 6.0:惜しいドリブルシュートを放つ、左足をどんどん見せて欲しい。ヘッドより左足ですよ。マイクは。
陽介 6.0:ラインの裏へ何度も何度も狙っていたけど、陽介のタイミングであまり出てこなかった。
天野 6.0:リーグ戦初出場、その思いを縦横無尽にピッチを駆け巡る事で表現。


<試合雑感>

 ようやく試合結果が出ました。試合後は、ホームゴール裏は多くのサポーターが笑顔で帰途につく事が出来ました。この気持ちはしばらく忘れていたのではないだろうかと思うほど、気持ちが良い試合後ではありました。

 先週までの5連戦で、結果は出ていないけど、ゲーム内容は良くなっていると感じていました。マスコミ的には、うちの試合をスタジアムで見ずに、試合結果だけでしか判断出来ない人が多いなーと思ってちょっと辟易していたのはありました。最後の磐田戦は疲労感からか足が動いていなかったのは感じましたが、1週間空いたことによって、疲労感が取れるとともに、プレイの整理が各ポジションで出来て、各選手同士がこの場面でこうした方がいいということを話し合った上のゲーム内容だったかと思います。確かに、1点目は幸宏の思い切りのいいミドルがいいコースに飛んだし、その直後の佑ニのトラップミスで高松に抜け出されたシーンで失点していたらゲーム状況は変わっていたかもしれないし、2点目も大島にうまく身体にあたらなければ、ゴールは生まれなかったかもしれない。多くのアンサーはあるけど、それがサッカーというスポーツだから、課題を反省するとともに次に繋げていけばいいとは思います。
 後半の3つの追加点は、金曜のマリノスタウンで相手ゴールキックを奪って5人でゴール前へ駆け上がってゴールを陥れると言うコンセプトに基づいたゴールだったかと思います。色々な選手が、ポジションを捨てて、ゴール前へ駆け上がることで生まれる分厚い攻めからの得点が出来ていました。坂田のゴールは多くの選手が駆け上がることでマークが外れました。河合のドリブルシュートは、まさかフェイントで打ってくるとは思わない相手DFの混乱の前で決めた見事なもの、そして、圧巻の幸宏のボールカットから多くの選手がゴール前に駆け上がり、その後ろに位置した、功治へパスを通して、ワントラップで見事に西川の手を弾いて決めたゴールでした。やってきた事が噛み合っての快勝のゲームでした。相手の自信が途中でなくなっていたのはありましたけど、そこを付いていけるのが強いチームではあると思うから、こういう結果が出たことで、今までやってきた戦術が間違いではないと言うことを、選手は身体に染み付いて来たと思うから、この戦い方を今後とも続けて欲しいとは思います。

 今後の対戦では、プレスを無効化するような、早いパスワークで回されたり、経験が少ない選手への場所を集中的に攻められたりして、攻略してくるチームが出てくるのは普通に予測できますので、そこで如何に周りでカバーしながら、マイボールにして攻めて行く形を構築できるのかが鍵となってきます。また、1対1での勝負に強い選手や強力なFW陣を擁して、そこにボールを集中的に集めてくるなどの戦い方を取ってくるのは想像に難くないですし、サイドをしっかり締めて、ラインを保って城壁を堅陣するような戦い方をするチームも出てくるでしょう。先に失点しても、それを取り返して、前へ行けるかどうかは、さらに結果を出していくことでしかチームの財産にはなっていかないとも思います。
 次の課題としては、やはりセットプレイでの武器と言うものを早く磨いて欲しいとは思います。強い選手がいるのだからこそ、それを活かさない手は無い訳で、キッカーとシューターとの問題ではあるのですけど、ニアに早いボールを送って、逸らしてからファーの選手が決めるようなセットプレイとか、飛び込みながらシュートを打てるようなセットプレイが身に付けば強力な武器となるとは思います。サイド攻撃で、コーナーの数は今後も多くなっていくのは予想されるだけにね。

 次節、4/28より、週2試合のゲームが続きます。4/28新潟(A)、5/3川崎(H)、5/6鹿島(A)、5/9柏(H)、5/12名古屋(H)。再び6連戦となります。この連戦では、結果を出し続けるとともに、チームのバリエーションについても少しだけ考えて欲しい面はあります。累積で出れない選手が出てくる可能性も加味して、サブメンバーの充実にも眼を少しだけ向けて、試合をこなしていって欲しいと思います。


[ 更新日時:2007/04/25 16:06 ]