観戦記:2007.07.16 プリンス関東4位決戦 浦和レッズユースvs横浜F・マリノスユース

  • 2007/07/16(月) 22:00:00

2007.07.16(月・祝) 鴻巣陸上競技場 10:30KO 名 晴
プリンスリーグ関東 4位決定戦(高円宮杯出場権獲得試合)

横浜F・マリノスユース 0−0(PK戦6−5) 浦和レッズユース

 前半 0−0
 後半 0−0
延長前半 0−0
延長後半 0−0
PK戦 6−5

得点
(横)
(浦)

警告
(横)
(浦)

退場
(浦)
<布陣>

・横浜F・マリノスユース

前半
−−−−−27榎本大希−−−−−
14端戸仁−8高久朋輝−10斎藤学
−−18佐藤優平−19荒井翔太−−
36岡直樹−−−−−−15曽我敬紀
−−13甲斐公博−7金井貢史−−
−−−−−16佐藤峻−−−−−−

後半17分 8高久→32関原
−−−−−27榎本大希−−−−−
14端戸仁−10斎藤学−32関原凌河
−−18佐藤優平−19荒井翔太−−
36岡直樹−−−−−−15曽我敬紀
−−13甲斐公博−7金井貢史−−
−−−−−16佐藤峻−−−−−−

後半32分 27榎本→9水沼
−−−−−14端戸仁−−−−−−
10斎藤学−9水沼宏太−32関原凌河
−−18佐藤優平−19荒井翔太−−
36岡直樹−−−−−−15曽我敬紀
−−13甲斐公博−7金井貢史−−
−−−−−16佐藤峻−−−−−−

延長後半9分 16佐藤→1当銘
−−−−−14端戸仁−−−−−−
10斎藤学−9水沼宏太−32関原凌河
−−18佐藤優平−19荒井翔太−−
36岡直樹−−−−−−15曽我敬紀
−−13甲斐公博−7金井貢史−−
−−−−−1当銘裕樹−−−−−−

サブ:

・浦和レッズユース

前半
−−−−−9宮川−−−−
−11林−10鈴木−18高橋
−−−−−6矢部−−−−
13永田−−−−−8山田
−15濱田12松本3山地−
−−−−1柴田−−−−

前半26分 10鈴木→27原口
後半23分 9宮川→22中村(GK1退場により、GKを入れる)
延長後半0分 27原口、11林→24阪野、29石沢

*違うかも?

<試合展開>

・試合前

 この試合は、プリンスリーグ関東の4位を決める試合とともに、関東に4枠ある、高円宮杯全日本ユース選手権への最後の1チームを決める試合となりました。このゲームに臨むに当たって、マリノスユースは、プリンスの最終戦は敗戦となりましたが、Aグループの3位となり、この順位決定戦に進むことになりました。

 関東の高円宮杯の出場枠は4チーム、レギュレーションでは、10チームずつA,Bブロックに分かれた2つのブロックのうちで、それぞれに優勝したチームに枠が与えられて2枠が埋まり、残り2枠は、それぞれの2位チームが対戦して(ヴェルディユース、レッズユース)勝利したチームが1枠を獲得(ヴェルディユース)、そして敗戦したチーム(レッズユース)は、3位チーム同士が対戦して(マリノスユース、ベルマーレユース)勝利したチーム(マリノスユース)と対戦して勝ったたチームが最後の1枠を得るという形となり、この試合に臨む事になりました。

 前日まで、日本各地や関東に被害を与えた台風4号が通り過ぎた中でのゲームは非情に日差しが照りつける中でのゲームとなりました。主審が時折選手に給水タイムを設けさせるほどの暑さになったゲームとなりました。

・前半/後半
 
 両チームともに、U17日本代表の主軸がチームの根幹を作っている両チームでしたが、なかなかチャンスが両チームとも生まれない感じでのゲームが続きました。マリノスユースは、エースの水沼宏太が怪我によりずっと試合から外れていることも有って、なかなかチャンスの目が生まれていきませんが、少しづつ、斎藤学、端戸仁のラインが生きていくようになり、少しづつですがゴールに近づいていきますが、そこを、濱田、山地といったラインに止められてしまいます。U17代表でのチームメイト同士の緊張感のあるゲームが続きます。レッズユースは、前半早々に攻撃の軸を原口元気に託す交代をしますが、そこもあまり効果的ではないようには感じました。

 前半はスコアが動かず、後半にはいりました。後半も似たような展開が続き、じりじりとした暑さばかりが増していきます。そして後半18分に決定的な出来事が起きます、マリノスユースが早くセットプレイを斎藤学が行なって、エリア内でフリーで進出した端戸仁、GK柴田もドリブルで交わしていくところを、柴田が端戸を倒して、GK柴田に得点機会阻止の1発レッドが出て、マリノスにPKが宣告されました。レッズユースの選手は抗議をしていましたが判定が変わる筈も無く、FW9番をGK22番中村に交代します。交代に少し時間を掛けたのは、レッズユース監督の作戦だったのかもしれません。
 このPKを倒された端戸が蹴りますが、左足で右隅を狙ったPKは、交代で入った中村に止められてしまい、ゴールならず、決定的な得点チャンスを生かすことが出来ませんでした。
 その流れを変えようと、ここ2試合にベンチからも外れていた、エース水沼宏太を投入して、打開を図ります、交代で入った直後の遠目のFKを直接狙いますが、枠に飛んだシュートは、GKに弾かれてしまいました。その後の流れは攻めるマリノスに、時間を使ってなんとかPK戦まで行きたいレッズの流れがずっと続きます。そして90分終わってスコアレスで、10分ハーフの延長戦に入ります。

・延長前半/後半/PK戦

 延長戦でも、同じような流れが続きます。レッズGKはボールを置いて足でコントロールして責めてくるまでボールをなかなか蹴らないしたたかな戦い方を選択していきます。20分逃げ切らせたくないマリノスは攻め込みますが、最後のところをなかなか突破できずに時間だけが過ぎていきます。そして前後半の終わりに、マリノスはGKを佐藤から当銘に交代します。そしてスコアレスのままPK戦へ。

 PK戦、マリノスユースはベンチ前で、スタッフやサブ選手も一緒の大きな円陣を組みます。その中にいた水沼宏太はエンブレムを叩いてスタンドを指差します。その先には、怪我により、この試合に出られなくてスタンドで選手を後押ししている、本来のキャプテンである、西脇寛人の姿がありました。”想いは一つ、高円へ!”その想いがPK戦で昇華して行きます。

 PK順は、マリノスユースが先行で蹴りました。水沼宏太が強烈なキックでネットに突き刺して、エンブレムをつかんでスタンドへ鼓舞します。その想いの強さを見せ付けるように。そして、このトリコロールのエンブレムに賭けてという想いがつたわってきました。水沼に続き、斎藤学、甲斐、優平、荒井、金井と、サドンデスに入っても確実に全員がPKを決めていきます。対するレッズユースも、高橋、飯野、矢部、石沢、山田、と5人が決めて行き、6人目。
 左に蹴ったボールを、マリノスユースGK当銘がワンハンドで止めて、PK戦に終止符が打たれました。6−5で、マリノスユースが勝利して、大きな大きな高円宮杯全日本ユース出場権の切符を手にすることが出来ましたー。


<試合雑感>

 試合が決まった直後、ベンチのサブメンバーが飛び出し言って喜びを爆発させます。ピッチメンバーとすぐに喜びを爆発させますが、それを主審が制して、挨拶の後に、ベンチ裏では、喜びに沸く選手たちの素敵な笑顔が見られました。サポーターの前で喜びを表して、記念撮影をするマリノスユースの選手たち。

 昨年、一昨年と関東チャンピオンとして、プリンスリーグ関東覇者としての出場はなりませんでしたが、関東の4位のチームとして高円宮杯全日本ユースに臨む事になります。高円宮杯全日本ユースは、各地のプリンスリーグを勝ち抜いた、ユースや高校が参加してくる大会です。本当の意味で、ユース年代のナンバー1を決める大会となります。その大会の舞台に立てる喜びを感じて、全国では持ち味を発揮できるように頑張って欲しいと思います。

 その大会に臨む前には、日本クラブユース選手権や、U17ワールドカップなどといった大会も控えているので、その大会を通じて、”実りの夏”となるように、頑張って欲しいと思います。横浜F・マリノスユース。おめでとう!!!


[ 更新日時:2007/07/19 23:39 ]