観戦記:2009.04.29J1-8横浜vs磐田

  • 2009/04/30(木) 18:02:52




 ここ2試合、アウェーゲームを1分1敗で勝ち点1しかあげられずに、ホームに戻ってきたトリコロール。17:00試合開始の時間は慣れていない設定でしたが、多く駆けつけた、神奈川のサッカー少年達の前で、渡邊千真のホーム4試合連続となる5ゴール目をJ2試合目のスタメンとなった飯倉大樹を中心に守りきり、勝ち点3をゲットしました。


 2009.4.29 17:00 日産スタジアム
 2009J1-8 横浜F・マリノス 1−0 ジュビロ磐田
 得点 横:千真




○マリノス

−−−−千真−−−−
−−功治−−坂田−−
小宮山−−−−−裕介
−−兵藤−−狩野−−
−佑ニ−直樹−クナン
−−−−飯倉−−−−

狩野→小椋
坂田→学
小宮山→金井

サブ:哲也、ドンホ、アーリア、宏太

○ジュビロ

−−イグノ−前田−−
−西−−−−−太田−
−−康祐−−ロド−−
脩斗−−−−−−駒野
−−那須−−茶野−−
−−−−能活−−−−

太田→ジウシーニョ
西→村井
脩斗→萬代

サブ:八田、大井、犬塚、岡田




○試合雑感

 この試合の前にアウェー2連戦がありました。鹿島に0−0スコアレスドロー、名古屋に1−2逆転負け。上位を争っている相手から勝ち点1では物足りなく、名古屋相手に先制しながらセットプレイ2発での敗戦は若いチームには痛い結果となってしまいました。その試合を受けて中2日で迎えた日産スタジアムでのホームゲーム。相手は下位に沈んでいる順位が近い磐田との直接対決なので、確実に勝ち点3をゲットしておきたいところです。今季、ここまで日産スタジアムでの勝利がない状況でもありました。

 マリノスは、スタメンを前節から3人入れ替えてポジションを4つ移動しました。試合結果が出ていない状況と、連戦を考慮してのことかと思いますが、右サイドをドンホから裕介に代えて、小宮山を左サイドへスタメン起用。ボランチの一角の小椋を外して、前節負傷でメンバーから外れた狩野を入れて、そしてGKを哲也からJリーグ2試合目のスタメン起用となる、飯倉を投入しました。3トップと3バックは変更なし。この交代がどのように出てくるのか興味がありました。小椋はイエロー累積が溜まっていて、河合の復帰も遅れる中での兵藤&狩野のボランチは勝負だなーとはメンバーを見て感じました。
 対する磐田ですが、韓国籍のイグノの加入から2連勝で、前節3得点全てに絡むイグノの突破を一番警戒する必要が有るのかなとは思いました。磐田の中盤は、太田と西という”槍”の役目の二人なので、バイタルを攻略してくるタイプではないから、狩野&兵藤で対応可能という目論見が有ったのかなとは感じました。

 ゲームが始まります。最初にシュートを打ったのはマリノス、狩野が前目で積極的にシュートを放ちますが大きく枠を外れますが、自ら前に行く意識が見えました。左サイドのスタメン起用となった小宮山が積極的に前目にプレシャーをかけていきますが、ボールは持てるものの、なかなか突破まで行きません。狩野が前線から距離が離れていることもあって、ディフェンスからのボールを狩野が降りてボールを受けてそこからの展開となるために、前線まで時間が掛かって、4バック+2ボランチががっちり守って蓋をしている磐田を崩せません。

 磐田もイグノにボールを集めて突破を図りますが、クナンや佑二が身体を張って守ります。GK飯倉も最初はなかなかボールを触れませんでしたが、イグノの飛び込む前にボールを弾いて激突された場面で吹っ切れたと語ったように、持ち前の前に出て行く姿勢が功を奏して好プレイを連発します。

 前半は両チームとも決定的といえるチャンスは少なく無得点で終わりました。




 後半に入ると、暖かかった気候から風もありやや寒さを感じるようでしたが、ピッチ上は熱かったです。後半開始早々に、前線の距離感を近くしたというマリノス。サイドから受けたボールを、坂田が前の千真へ、千真は坂田へリターンを戻すか、裏を走る功治へ出せるタイミングもありましたが、ぐいっと反転して右足一閃。強烈なシュートが能活の伸ばした手も届かない位置に決まり、マリノスに先制点が生まれます。千真はこれでリーグ戦ホーム4試合連続。このゴールはようやくマリノスサポーター側で見せてくれたゴールということで、同じ1点でも素晴らしさがいっそう際立ちました。
 このゴールからマリノスのイレブンには火がつきます。選手の距離感が抜群となり面白いようにパスが繋がります。磐田は圧力に負けて後ろに戻すしかないボールに、プレッシャーをかけて、能活の」キックミスが小宮山へのプレゼントボールとなりますが、シュートは慌てて大きく枠を外します。その直後には、狩野の素晴らしいループパスがラインの裏へ走りこんだ功治の足元へぴたりと合い、左足シュートを放ちますが、惜しくも枠の外、更に功治のチャンスは続きますが、これも枠を外します。決定機を外し続けていくと、流れは相手チームにいくのは必然です。

 磐田は徐々にサイドバックのあがりをつかって、小宮山の裏の位置を使ってくるようになってきました。駒野に交代で入ったジウシーニョが右サイドからクロスをあげますが、ここは中央で飯倉を中心としたディフェンスが跳ね返し続けます。左でも、交代で村井を入れて攻撃の精度を上げていきますが、それを跳ね返し続けます。磐田はサイドからのクロス一辺倒でこぼれ玉を強烈なミドルを打つような選手がいなくて助かった感はあります。こぼれ玉をまったく拾えなかったですからね。
 中盤にディフェンス強化したほうがいいと思いつつ、守る流れを手放すと問題あると思い、終盤に小椋を交代で入れて、更に時間稼ぎを考えつつ、学、金井を入れてゲームを1−0で終了させる交代をしました。ロスタイム4分は長いと思いつつ、なんとか我慢して、裕介がサイドでドリブルした場面で終了。ようやく日産スタジアムでの勝ち点3を獲得することが出来ました。
 
 試合後のTVインタビューでは、得点した千真にGK飯倉も呼ばれて、明るい笑顔でインタビューに答えていました。

 ここ数試合、マリノスでは柏戦、新潟戦、名古屋戦などで終盤に得点を奪われていました、他チームの試合を見ても終盤やロスタイムに得点が入るケースが増えている序盤戦かなと感じていましたので、その流れを断ち切っての、ウノゼロ(1−0)の完封勝利は、とても嬉しかったです。多く駆けつけてくれた、神奈川県のサッカー少年達の目に、マリノスの素晴らしいプレイやゴールシーンなどが焼きついたとしたら嬉しいことです。


 今後も、ゴールデンウイーク進行で、中二日でのゲームが続きます。次節は、5/2(土)川崎フロンターレとの神奈川ダービーがここ日産スタジアムで行われます。この磐田戦以上の観客を集めた中でゲームを行いたいですね。