トゥーロン国際が終わった。

  • 2012/05/28(月) 10:49:45

 
 トゥーロン国際サッカー大会。毎年アンダー世代が参加している大会ではありますが、日本が参加はしていますが毎年色々なカテゴリーのチームを送り込んで、今年のようにU23代表だったり、もっと下の世代だったりしていますし、大学選抜で臨んだこともある大会です。
 今年のように日本のテレビでそれも生放送で放送があるなんて稀なことなので、見てしまいましたよ。大会が終わってからスカパー録画で見たりしたこともあるし、ネット放送を探しながらパソコンで現地音声で聴くのが当たり前のような大会でしたから、凄い注目が上がっているなーというのは感じました。

 放送があるっていうことは、多くの人が見るっていうことにもなるので、その内容によっては、賞賛も批判もどちらも大きな方向に振れるって行くことはあるのですけどね。

○最近のトゥーロンの結果


2007 Bグループ3位(1勝2敗) 予選敗退
(フランス、コートジボワール、ドイツ)

2008 Aグループ2位(2勝1敗) 決勝進出
(チリ、オランダ、フランス)
  準決勝 vsイタリア 0−0(PK4−5) 敗退
  3位決 vsコートジボワール 2−2(PK3−4) 4位

2009 不参加

2010 Aグループ4位(3敗) 予選敗退
(フランス、コートジボワール、コロンビア) 

2011 不参加 

2012 Aグループ4位(1勝2敗) 予選敗退
(オランダ、エジプト、トルコ)

○2011年のU23代表について


 この大会は、Jクラブに所属している選手は1チーム2名までという制限があっての大会でしたし、ACL決勝トーナメントに出るチームからは選抜していないって事もありました。また、ワールドカップ最終予選前ということで、A代表に選ばれている選手もいて、メンバー選考的には少し落としたチームで臨んでボーダーラインの選手をセレクトしていくって言うこともあったのかなとは思います。

−トゥーロン参加メンバー

GK
1 増田卓也 広島
18 安藤駿介 川崎F
DF
5 比嘉祐介 横浜
14 大岩一貴 千葉
8 山村和也 鹿島
13 鈴木大輔 新潟
4 吉田 豊 清水
12 浜田水輝 浦和
2 酒井高徳 シュツットガルト(ドイツ)
MF
6 山本康裕 磐田
16 村松大輔 清水
11 水沼宏太 鳥栖
10 東 慶悟 大宮
3 扇原貴宏 C大阪
19 宇佐美貴史 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
20 高木善朗 ユトレヒト(オランダ)
FW
7 大津祐樹 ボルシアMG(ドイツ)
15 斎藤 学 横浜
9 大迫勇也 鹿島
17 指宿洋史 セビリア・アトレチコ(スペイン)


 トゥーロンの3試合で改めて判明したことは、攻撃のイマジネーションがある選手の組み合わせは練習時間が短くても同じ形の共有が見られたということで、3試合で5ゴールというのは第二試合、第三試合での結果では有りましたが、良い形が見られたのかなとは感じます。もともとこの世代は攻撃的なタレントは多くいて、その選手達を使いきれていなかったというのが実情がありました。
 そして、問題の守備面ですが左サイドから崩されての失点、そしてセットプレイでの失点、GKのレギュラーでもある権田が召集できなかったこともあるとは思いますが、3試合で7失点は大きな課題が浮き彫りになったのかなとは思います。五輪予選時から、濱田&鈴木で組むディフェンスは危うさが有りましたし、その前に扇原&山口のボランチでも役割がちょっと出来ていない感じがありました。今大会はチームキャプテンの山村が鹿島と同じセンターバックに下がってディフェンスリーダーではありましたが、体格や寄せの厳しさが足りない失点が多くて、見ている分にかなり物足りない感じがしました。GK権田だったら止められていたかとは思えないですしね。
 サイドバックが後手に回るシーンでウイングの一人が下がるのかボランチがカバーに行くのか、センターバックがカバーに行きボランチがセンターバックへ回るのかといった、クラブでやっているところは何処でも出来ている約束事が、このチームでは出来ていないのを感じました。サイドバックは1人で守って1人で攻撃していくって言うのでは、厳しすぎますしね。そういった約束事を作っていくのは選手達の声でもありますが、指揮官が方向性を決めていくのも必要なのかなとは思います。サイドは捨てて中央でクリアすればいいという方向性なら、屈強なセンターバックは必須だとは思いますしね。

 そして、今回招集されていない選手が本大会にどう絡んでいくかというところを見て行きたいです。

−A代表(五輪メンバー)
GK
権田修一 FC東京
DF
酒井宏樹 柏
MF
香川真司 ドルトムント(ドイツ)
清武弘嗣 C大阪
宮市 亮 ボルトン(イングランド)

−その他
DF
高橋祥平 東京V
MF
山口 螢 C大阪
FW
永井謙佑 名古屋
工藤壮人 柏
原口元気 浦和

 それぞれの選手の見極めは終わったのかなとは思うので、怪我人が出なければ、今の情報を元にロンドン五輪のメンバー18名を選ぶことになって行きます。そしてオーバーエイジの3人が加わってのメンバーとなりますが誰が選ばれるかといったところに注目が集まっていきますが、そこでの問題は、すでにロンドン五輪のメンバー候補は予備登録メンバーがすでに終わっているので、その中でメンバーを選ぶしかないって言うところです。誰が予備登録に入っているかは、報道を見て考えるしかないのですけど、そのメンバーを加えて18人を選ぶ必要が出てきます。

 個人的に今の時点での18人を選ぶとしたら誰がいいのか書いておきます。

GK
権田/安藤

DF
酒井宏/酒井高/鈴木/山村/吉田麻 OA/槙野 OA

MF
扇原/宇佐美/齋藤/清武/宮市/香川/中村憲 OA

FW
永井/指宿/大津

バックアップ
増田/原口/吉田/東

 センターバックを自分で守れる選手とポリバレントな役割が出来る選手が必要なのかなということで、吉田麻也と槙野智章、選手のパーソナリティ的にも溶け込みやすいのかなというのが感じています。そしてボランチ辺りでボールを収めてゲームを作る役割がどうしても足りないので、中村憲剛を入れました。遠藤との比較になりますけど、今シーズンのコンディションなどを見た場合は、中村のほうが良いコンディションなのかなとは感じています。

 スタメンはこんな感じです。

−−−−指宿−−−−
宮市−−香川−−清武
−−扇原−−中村憲−
酒井高−−−−酒井宏
−−槙野−−吉田麻−
−−−−権田−−−−

 後ろの交代選手は少なめにして、ゴールの奪い合いをしていくしかないと考えて前目の選手を多くしています。香川が入れられるかどうかは所属チームとの関係性次第ではありますけど、呼べない場合は原口が入るかなーといところです。高木善は宮市との比較で下げてしまいました。バックアップとしては呼べないだろという判断もあります。大迫は、指宿と大津との比較によって下げた感じはあります。

 OA(オーバーエイジ)に関しては、五輪期間中もJリーグが継続していくって言うこともあり、日本の各クラブが了解しなければ出ることは出来ないので、その理解があるかどうかというのが鍵となってきますから、一概には言えないところもあります。海外チームも同じですけどね。U23世代の選手でも参加を渋るクラブはあるかもしれないですが、FIFAが参加を認めるように要請するって言う情報は出ています。トゥーロンの前までは攻撃の選手をOAで入れたほうがいいのではないかなと思ったこともありました。マイクや岡崎などの名前を入れたほうがいいかなと感じたし、左サイドに長友を入れることも考えたりしましたが、中で守ってゲームを作れなきゃ話にならないなーと思って後ろを入れることにしました。


 ロンドン五輪までは2ヶ月くらいですけど、どのような選考になっていくのかは、明らかになっていくでしょう。日本サッカーのオリンピックへの参加スタンスは、大会ごとに違ってきています、今回も日本サッカー上げて勝ちにいく大会という感じにはなっていないのが実情です。それは五輪期間中もJリーグが開催され続けていて、優勝/ACL出場/昇格/降格がかかるクラブは何処も選手を出したくない思いはあるでしょう。その選手が不在の期間に失った勝ち点が後で戻ってくるわけでもないし、補填されるわけでもないですしね。
 ただし、五輪代表選手は地上波で放送があることで、テレビやマスコミへの露出が大きいですから、その宣伝効果を元へクラブの試合に足を運ぶファンが増えていけば、宣伝効果的な収入増が見込まれていきますが、その数値を出していくのは、今までもこれからも難しい所ではあります。

 オリンピックは、やはり勝ちにいく大会だと思うので、日本サッカーを上げて勝つための選考をして欲しいなと思いますし、勝つことで多くのものをクラブにもたらすと思うから、各クラブは選手を出すことに協力して欲しいなとは思います。

 そして、マリノスの学が、日本の学となって選考に残ることを願っています。