シーソーゲームを制したのは藤田祥史のゴール

  • 2013/03/31(日) 22:28:55

 
 今シーズン初のナイトゲームは、かなり気温が落ちる中で行われました。上位対決で緊張感のあるシーソーゲームが展開されましたが、粘り強く戦い抜いて新戦力の藤田祥史が移籍初ゴール含む2ゴールを上げての逆転勝ち、今季公式戦6連勝を飾りました。勝ち点12でリーグ戦首位ではありますが、この後も驕らずに1戦1戦戦い抜いていきましょう。次戦は、4/3にナビスコカップ大宮戦がニッパツ三ツ沢にて行われます。


 *インタビュー後、バックスタンドへ笑顔を見せる藤田祥史。
 *スコアボードに藤田の名前が並ぶ
 *天野のクロスにヘッドでボールを叩き込む



2013年3月30日(土) 19:00キックオフ
J1-4 日産スタジアム
横浜F・マリノス 3−2 FC東京


得点:
横浜 中村俊輔、藤田祥史、藤田祥史
東京 李忠成、渡辺千真


横浜F・マリノス

−−−−19藤田−−−−−−
7兵藤−−25俊輔−−20優平
−−27冨澤−−8中町−−−
5ドゥトラ−−−−−2天野
−−22佑二−−4勇蔵ーー−
−−−−1哲也−−−−−−

交代
後半開始  20優平→17端戸
後半44分 27冨澤→11斎藤学
後半48分 2天野→13小林

サブ:31六反、15ファビオ、14熊谷、26ドンホ


FC東京

−−−−−9千真−−−−−
−−−11李−−−−−−−−
−49ルーカス−−−−−38東−−
−−4高橋−−−8アーリア−−−
6太田−−−−−−−−2徳永
−−5加賀−−3森重−−−
−−−−−20権田−−−−−

交代
後半24分 11李→7米本
後半46分 4高橋→36三田
後半46分 5加賀→13平山

サブ:1塩田、17河野、27田邊、37橋本


 *スタメン
 *藤田祥史が森重真人と競り合う。腕ひしぎ決めてます
 *マリノス移籍後初ゴールで喜びを表す藤田祥史


<試合雑感>


 この日のゲームは、NHK−BS1放送送りとなり、全チームの中で1試合だけナイトゲームで行われました。かなり気温が落ちて寒い気候の中でのキックオフとなりました。3月末とは思えないほどにね。

 マリノスはここまでリーグ3試合3勝、ナビ杯2試合2勝の5連勝で来ました。この日はマルキーニョスが出場停止で、小林と斎藤学が負傷を抱えていて長い時間起用できないということもあってスタートメンバーから外れてベンチに入りました。そのポジションには藤田祥史、天野貴史が入り、ルーキーの佐藤優平が初スタメンで起用されました。ナビスコカップを日本代表遠征で外れていた勇蔵も戻ってきてバックラインに入ります。ファビオでもいいのかなーとは思いましたが、今までのチームとは相手のレベルが上がりますからね。藤田のゴールに期待をしたいなと思います。優平には気負い無くやってほしいかなーとは思いました。

 対するFC東京はリーグは2勝1敗、ナビ杯1勝1分の3勝1分1敗と開幕後の調子は良いみたいです。メンバーは代表から戻ってきた権田と高橋秀人が入り、米本が少し負傷があるのかベンチに入りアーリアが1列下がってボランチへ、ルーカス、東の中盤に、千真の1トップの下に李が入る形となりました。東京のメンツ的には米本がスタートからいると嫌だなーと思っていたので、アーリアが下がるのは良いのかなーとは思ったりしました。ベンチメンバーにDFが誰もいないのでセンターバックとかが負傷したら徳永や高橋がポジション変えるのかなーとも思ったりして、攻撃のことを考えているメンバーだなというのと合わせて得点が取れないゲームがあるので、スタートメンバーの力では得点という面での課題があるのを感じたりしました。まあ負傷者がいるとかは全く知らないのではありますけど。


 *代表遠征明けの栗原勇蔵
 *中澤佑二
 *冨澤清太郎


 ということで試合が始まります。試合の入りは両チームとも静かなというか相手の出方を伺うような感じで入りました。試合前に中盤での攻めぎあいが激しくなっていく感じになるよなーと思っていましたがその通りでボールの奪い合いでどっちが奪って出ていけるかなーと思っていましたが、立ち上がりに東京の高橋秀がミドルシュートを2回続けて放ちますが大きく枠を外れます。このシュートで勢いを出しなのか、前線で流動的でパスを回しながらFWを追い越していく東京がややペースを握っていきます。マリノスはボールを奪っての効果的な組立がなかなか出来なくて、藤田へ当たるボールも高橋秀や森重、加賀とヘッドの競り合いには自信を持っている選手とのバトルはイーブンでは少し分が悪い部分が出てきました。中盤でマリノスが優位に立てないのは、兵藤が左にいて、対面の徳永との丁々発止のバトルをずーっと繰り返して他には手が回らない状態で、必然的に右サイドの組立が必要となるのですが、天野&優平と太田&ルーカスというバトルでは相手の方が経験があるために、選手の間でなかなかボールを受けることが出来なくて、上下の関係も少し悪い感じもあって、前へボールが運べないなあという感じでした。
 そして前半26分にマリノスがシュートを打てない状況で、太田の上がりからのクロスに勇蔵が頭には当てますがクリアできずにファーにいた李にボレーを決められてしまいます。ドゥトラが抜けてくるボールへの対応の位置だったので、シュートを決めた選手を褒めるしかない失点です。どうしようもない失点を反省しても仕方がないので、試合に向かいます。

 1点取って畳み掛けてくるかと思いましたが東京は出てこずに、マリノスが反撃に出ます。俊輔のパスから兵藤へつながれば決定機は惜しくも届かず、藤田への縦パスも相手DFのブロックで潰されます。しかし、32分に俊輔の意表をつくミドルが枠に飛び権田が何とか弾いてコーナーへ、初コーナーへの期待は高まりますがGKにキャッチされてしまいます。その後も攻勢に出て富澤のシュートは惜しくも弾かれます。東京も前から来て哲也の弾いたのを狙いますが、枠を外れます。前半は1点ビハインドを負って後半へ。


 *初スタメンとなった佐藤優平。太田宏介は掴みすぎだろう。
 *中村俊輔と高橋秀人
 *兵藤慎剛と徳永悠平の国見・早稲田出身対決



 後半最初からマリノスはメンバー交代で優平に変えて端戸が入ります。優平は頑張ってはいたけど、ちょっと相手のレベルが甲府とは違いすぎたのでボールを受けられなかった印象です。課題があるのはいいことなので今回経験したことを練習で反芻して次回に繋げてくれたらなと思います。試合に長く出ないと分からない事も有ると思うからね。この交代で斎藤学じゃないのを思うと、やはり長い時間の起用は出来ないのかなーとは思いました。短い時間の起用ということでベンチに入れていたのを感じました。
 後半になって端戸がキープできて右サイドの攻撃が活性化していきます。後手に回っていた攻撃が活性化していきます。それにより相手を少しづつ押し込むことができました。東京は1点リードを少し守るような印象ももちました。そして後半15分にゴール少し遠い位置で俊輔が倒されてFKを得ます。ボールの後ろには中町と俊輔が立ちましたが蹴るのは俊輔。左足で蹴ったボールは壁に入っていた東の頭に当たって少しコースから避けたことによりゴール方向に飛んでいき、権田が右から左に飛んだのをあざ笑うかのように右側に飛び込んでマリノスが同点に追いつきます。俊輔のキック精度を権田が誘うように最初から左を空けて左に飛んだのが逆を突く形になったし、東が圧力に負けての逃げたのがコースが変わって決まりました。そういえば、味スタで隼磨が鈴木規郎のFKに避けてゴール決まったのを思い出しましたよ。コースも狙いも違うとしてもね。

 同点に追いついたことでマリノスに勢いが出てきます。パスワークで揺さぶって相手を振り回していきます。左右のサイドで先手をとってゴールへ向かっていきます。そして同点に追いついてから7分後の22分、ついに逆転を果たします。右サイドスローインから、端戸が受けて溜めて天野に出して、天野が中を見て送ったクロスに、藤田はニアに動くと見せて裏を取って天野のクロスを叩き込む豪快ヘッドで2−1と逆転します。藤田祥史にとってマリノス移籍後初ゴールとなり、その喜びは格別でしょう。前半後手に回っていた天野が攻撃で仕事をしたというのも嬉しいことでした。天野は藤田に覆いかぶさっていました。
 失点したことで東京はメンバーを代えます。李を外して米本をボランチへ入れて、アーリアを前にして東を中央に置きます。ルーカスが左サイドを突破して早いパス交換からシュートを放ち止められないなあと思っていたボールは右ポストを叩いて外れます。マリノスにはまだツキはあるのかなーとは思いました。1点リードしている段階でマリノスのベンチは動かないのかなーと思って見ていました。学を入れて追加点を狙うのか、小林かファビオを入れて守備を少し引き締めていくのかといったことを思ったりしました。
 そして試合は続いて後半35分にカウンターの仕掛けあいのような状態で、高橋秀のパスミスからボールを奪って縦に速い攻撃を繰り出すマリノス、攻撃に掛かったところで富澤の上がりを米本に潰されてみぞおちあたりを打って倒れますが、そのままシュートまで良ければ良かったのですが、端戸が後ろに戻したボールがミスとなり相手に渡り、冨澤が立ち上がれないままで、東京の縦に早い攻撃から右からのボールを中央でスルーして千真が打ったシュートに哲也は反応していましたが、勇蔵に当たってコースが変わるアンラッキーな失点で同点に追いつかれてしまいます。同点ゴールなのに東京の選手は喜びすぎだろうとは思いましたが、それだけマリノスの圧力が強かったからなのかなーとは思いました。


 *中村俊輔のFKがゴールを呼び込む
 *藤田祥史のゴールに祝福に皆が駆けつける
 *アシストの天野とハイタッチする藤田祥史


 残り時間は10分無い中で試合が再開されます。マリノスは再度逆転するためにどうするのかなーとは思いましたが、東京が攻勢に出てきてルーカスのシュートが打ちますが哲也がキャッチします。そして残り時間少ない中でマリノスが選手交代で、富澤に代えて斎藤学を投入します。斎藤は左サイドに入って、兵藤が右へ位置し端戸が中央へ。ほぼ抑えていた徳永のマークが変わります。後半43分の交代は遅いというよりは、斎藤がプレイ出来る時間は5分くらいしかなくて、シュートも制限されていたのかもしれません。
 そして後半44分、勇蔵の縦パスから右サイドの兵藤が受けて天野へ預けて自分は前へ、天野はクロスを選択して藤田のダイレクトボレーにつなげますが、シュートは加賀の手に当たったかのように見えましたが笛は吹かれず、加賀のクリアを天野がヘッドで中へ、端戸が受けて、兵藤へ流して、兵藤が左足で打てそうな場面ではありましたが、前で滑ってくる選手をあざ笑うかのように、藤田へスルーパス。東京は選手がいましたがラインが揃っておらずにオフサイドに掛けれず、右足で受けて素早いターンから左足でゴール隅へ流し込んだボールがポスト内側に跳ね返ってゴールイン。3−2と逆転します。スタンドはこの日最高の歓声で盛り上がりを見せます。

 アディショナルタイムは出ない中でアディショナルタイムに入り、東京は三田と平山を入れて、加賀と高橋を外します。後ろがどのような状況になるのかわかりませんでした。ただ平山に当ててくるボールになるのかなーとは思いました。平山に当てるボールに佑二が身体を張って守ります。マリノスは天野に変えて小林を入れて右サイドの守備を引き締めていきます。小林が入って1分くらい経過して、斎藤の右サイドの攻撃のチャンスで徳永を振り切っていきますが、そのままゴールまで向かえば行けそうな感じではありましたが、中に入って端戸とのパスを選択して合わず、その数秒後にタイムアップ。開幕から6連勝を果たしました。


 *藤田祥史決勝ゴール後のガッツポーズ
 *天野が藤田に飛びついて喜びを表す
 *兵藤がゴールを挙げた藤田に両指を指す



 試合前の予想通り厳しい試合とはなりました。先制されて、逆転するも同点に追いつかれましたが、再逆転するという形となりました。今のマリノスは90分間で絶対にチャンスが来るという思いで試合を行っているので、前半が悪い内容でも後半には修正してくれるという期待感があります。この日は先制されても逆転できるという力を見せてくれましたし、マルキーニョスがいなくても藤田祥史がいるという結果を出してくれた事もチーム力という意味ではすごく大きな大きな結果です。藤田は前半はあまりボールを受けられなかったのですが、試合の間にどう入っていけばいいのかを修正してボールを受けてゴールを奪える力を見せてくれました。DFからの離れ方や前で待つことのできることがゴールに繋がったと思うので、これからも期待したいです。

 東京のことを書きますが、やはり手ごわかったです。ボールホルダーを追い越してくる選手がいて、そこに早いパスワークやヒールパスなどを繋いでくる感じです。攻勢なのにシュートが少ないのはマリノスの守備陣が打たせなかったのか、決定機じゃないと打たないのかなーと思ったりしました。両サイドのMFの間にサイドバックまで入ってくる攻撃ができたらもっとゴールが生まれるのになーとは感じました。そこまで守備の約束事が出来ていないのでしょうね。後半の失点に関しては、DF陣の対応ミスということかなとは思います。キャプテンマークを巻いた森重の対応が悪かったですね。マークミスに先に滑ってマークを外すという。次回の対戦は夏の暑い時期に味スタでのゲームですから、楽しみにしています。そうそう、ところでFC東京のアウェイユニフォームですが両脇の下と股間が黄色というか黄土色なのですが、脇汗がすごいとか、股間がお漏らししているとかって見えてしまって、衛生的になんか変な感じを受けましたよ。もう少しセンスよくデザインすればいいいのにね。まあ蛇足です。


 *タイムアップで座り込む、東と千真(注:ピッチでバツゲームの腹筋中ではないです)
 *藤田へ二人で対応する東京のDF陣



 ちょっと、試合前に何か違和感があるなーと思ったのは、バックスタンド前に新しいピッチレベルシートというのがこの試合から試験的に置いてありました。このピッチレベルシートはシート自体がパイプ椅子とかじゃなくて選手が座るのと同じベンチシートで屋根付きで雨も凌げるというスグレモノではありますが、バックスタンド最前列から見ると、手前側のサイドラインが隠れてしまって見えなくなっていました。スタンドにいる観客のことを考えていないピッチレベルシートは止めて欲しいよなーと思います。
 この件はオフィシャルに連絡して対応を変えてもらおうかなと思います。スタッフはスタンドに座って邪魔にならないか確認したのですかねー。かなり疑問をもちました。怒っています。



 というわけで、開幕から6連勝です。この日は23698人の観客ではありましたが、今の素晴らしいマリノスのゲームをもっともっと多くの人がスタジアムで見てくれたらなーと思います。次戦は中3日でナビ杯の大宮戦、その後は中2日でアウェイ広島戦と試合が続きますが、マルキーニョスが戻ってきますし、連勝が続くように応援していきましょう。水曜のゲームもナイトゲームなので気温が落ちるかもしれないので防寒対策を少し考えておきましょう!!


J1- 1 3/2 土 H 14:00 湘南 日産ス 4−2 ○
J1- 2 3/9 土 A 14:00 清水 日本平 5−0 ○
J1- 3 3/16 土 H 14:00 磐田 日産ス 2−1 ○
nabi 1 3/20 水・祝 H 17:00 川崎F ニッパ球 1−0 ○
nabi 2 3/23 土 A 13:00 甲府 中銀スタ 2−0 ○
J1- 4 3/30 土 H 19:00 F東京 日産ス 3−2 ○ 

nabi 3 4/3 水 H 19:30 大宮 ニッパ球
J1- 5 4/6 土 A 14:00 広島 Eスタ
J1- 6 4/13 土 H 14:00 川崎F 日産ス
J1- 7 4/20 土 A 19:00 新潟 東北電ス
nabi 5 4/24 水 A 19:00 湘南 BMWス
J1- 8 4/27 土 H 16:00 甲府 日産ス