勇蔵見てきた!わけじゃないんだけどね。

  • 2012/06/10(日) 05:14:13

 
 W杯最終予選ヨルダン戦@埼玉スタジアムにいってきました。当初は行く予定がなかったのですが、当日が会社が一斉年休日で休みだったことがあり、チケが手に入らないかと1週間くらい前から模索していたら、譲ってもらうことが出来て埼玉スタジアムに行ってきました。まさかの勇蔵スクランブル投入&代表初ゴールというメモリアルなゲームを直接目にしましたよ。





2012年6月8日(金) 19:30キックオフ
ワールドカップ・ブラジル大会
アジア地区最終予選第二戦
埼玉スタジアム2002
日本代表 6−0 ヨルダン代表

得点:本田3(4)、香川(10)、前田(18)、栗原勇蔵(16)


・日本代表

−−−−前田−−−−
−香川−本田−岡崎−
−−長谷部−遠藤−−
長友−−−−−−内田
−−吉田−−今野−−
−−−−川島−−−−

交代
前半44分 吉田 → 栗原勇蔵
後半12分 本田 → 中村憲
後半27分 今野 → 伊野波
 

サブ:








<試合雑感>

 この日は休みだったこともあり、埼玉スタジアムには早く行くことはできたのですが、昼間があまりにも暑くて部屋を出る気にはならなかったので、ゆっくりと向かいました。チケがメイン二階の指定席だったこともあります。代表戦は自由席だと席取りが面倒くさいので、指定席のほうが楽なのですよね。
 埼玉スタジアムのアクセスは浦和美園から歩いて行けますが、行きに歩きたくなくて、違ったルートで行こうかなと思って選んだのが、東浦和からのシャトルバスでした。武蔵野線で移動する関係から東浦和にしました。17:30位に東浦和駅についてシャトルバスはそれなりに台数は来ていましたが、着席の案内しているから流れはあまりよくなくて、そこそこ並んでいて乗るまでに15分くらい並びました。バスは座って行けたのですけどね。東浦和から埼玉スタジアムまで20分くらいでした。スタジアムの近くでバスの前の方に走っていくサポーターが多くいいて、何かなと思いましたが、乗っているシャトルバスの2つまえに日本代表選手を乗せたバスが走っていて、それを一目見たくて走るサポーターたちでした。自分からはバスの後ろしか見えなかったのですけどね。


 埼玉スタジアムの入口でチケもぎりと、来場者プレゼントを受け取りますが、こんかいはミニバッグでした。代表関係も色々と考えますね。パネルや扇子などは試合後に捨てられてしまって掃除の方が大変になるから持ち帰って貰えるものをということなのかなと思います。

 このスタジアムに来るのは、リーグ戦はこないので多分前回も日本代表戦を見に来た記憶があります。ゴール裏の入口から入ってメイン方向に回って、メインのアッパーに行きます。メインスタンドのアッパーに多分初めてのことなのかなと思います。バックのアッパーは行ったことはあるのですけどね。席についてからは、ゆるりと東浦和で買ってきたおにぎりを食べながら周りを眺めて試合開始を待ちます。アップで日本代表選手が出てきますが、GKがトリコロールでフィールドがオレンジなのはどうなんですかねー。最近の代表関係のデザインや色合いはちょっと違うのかなーという感じがしてしまいます。フィールドの選手が出てきて、メイン側にサブ選手、アップ側にスタメン選手が集まっているのをみて、オマーン戦とメンバーは変わらないんだなーってわかります。良い内容のゲームをした選手を変えないというのはよくわかる選択ですし、本田と周りのと合せは公式戦を戦わないと熟成できないですしね。


 試合前に、選手紹介映像が流れますが、各選手名の所属を見て、海外組が多くなったなーというのが実感としてわかりますが、そのなかでJリーグにいながらスタメンに入っている選手のクオリティを感じた次第です。香川は次回、日本に来た際は所属チームが変わっているのかなーというのを思ったら少し思うところはありましたね。選手が出てきます、スタジアムは平日ということもあって最初は集まりが悪かったのですが徐々に周りも人が増えてきて埋まっていきました。いろいろな各年代の日本代表にユニフォームが見れるのが嬉しいのですよねー。パーソナルネーム(多分、自分の名前)を入れている人が目に付くのは、代表ならではのことなのかなとは思います。Jリーグでは、そこまで目につかないのですよね。そして香川の10のユニを着ている人が多いのも目につきました。本田の4番はTシャツ製造が間に合っていないというニュースを見ましたが、勇蔵の16番もなかったですね。これからドカンと売れ行きが上がるから作っておいたほうが良いとは思うのですけどね(笑)

 試合が始まります。数年前は日本代表の雰囲気の悪さに辟易していましたが、ようやく勝たせる応援というスタジアムの雰囲気になって来たのが嬉しいですね。それはチケットを買っているサポーターが本当に応援したいって人が手に入るようになったことが大きいのかなとは思います。JFAが自ら売ることで業者にあまり回らなくなってきたことが、オマーン戦の埼玉スタジアム最高入場者数に繋がったのかなとは感じています。チケは完売しても業者に回ると紙切れになってしまうケースはありますからね。









 ゲームが始まって、日本はパスをつないでゲームに入っていきます。ヨルダンは日本を恐れてメンタル的に受身な感じに見受けられました。それはサポーターの応援の迫力もあるのかなとは感じました。ヨルダンキーパーのキックミスやパスが繋がらいところにそれは見て取れました。日本は立ち上がりの時間帯にゴールが欲しいなとは思いましたが、攻めてはいるのですがなかなかゴールが生まれません。コーナーもよくとっていて、サイド攻撃が効いているのが分かります。代表はパスをつなぎながら両サイドを開いてディフェンスをサイドに引き出した上で、開いた位置に選手が入っていく戦い方を基本としていますから。サイドの攻めでコーナーが多いのは日本のやりたいことが出来ているのかなとは思います。コーナーは左が遠藤、右が本田と蹴り足がゴール方向に向かっていく選手を配していきます。遠藤は直接ゴールを狙うようなキックが多かったかなと思います。

 そして、先制点が右コーナーの本田のキックから生まれます。ホンダのキックを中央でDFに競り勝った前田が頭じゃなくて肩にあたったボールがキーパーを超えてゆるやかにバーの下にあたってゴールに吸い込まれて、日本が先制します。前田は満面の笑みで本田に向かって走って喜びの抱擁が生まれます。


 先制したことで、落ち着いて攻撃のリズムがさらによくなります。先制から3分後、遠藤の超絶スルーパスが本田の足元へピタリと合い本田はGKのタイミングだけ見て流し込むだけのシュートをきっちりと枠内に蹴り込んで日本が2点目を挙げます。遠藤はチーム状況が悪いからどうなかと思いましたが、個人のコンディションは上がっているのかなーとは思いました。2点が入ったことでゲーム的にはほぼ決まったような感じではありましたし、ヨルダンは落ち着く前に失点を重ねてしまった感じとなりました。そして、その後にもさらに日本が追い風が吹きます。競り合いで長谷部が競ったボールにヨルダンの選手が肘を振って長谷部が目の上を切って出血してゲームが止まります。この日の主審は、韓国のキム・ドンジン氏でしたが、長谷部の状況を見てからアブダラー・ディーブ(14)にイエローカードを提示します、2分前にイエローをもらっていたディーブは2枚目となり、退場します。このジャッジ自体はちょっと厳しいものだったかなとは思います。意識してひじ打ちをしたようには見えなかっただけに、ゲームへの興味という面でも前半27分に半減してしまいました。

 相手がひとり少なくなったことでスタンドからはゴールという意識が強くなって攻めて欲しいという声や歓声が多くなります、それは2点差だと危ない兆候ではあるのですよね。カウンターで1失点すると、がたがたと崩れる可能性は否定できないのだから、でもこの日のヨルダンはそういった反発力は無くて、30分に岡崎のシュートのDFに当たってコースが変わったのを本田が押し込んで3点目、更に右からのクロスに前田が競ってこぼれたのを内田が横に流して、香川が決めて4−0。この時点でゲームが決まってしまいます。

 大量得点があると、怖いのは怪我とカードですが、この直後にセンターバックの吉田麻也が中盤でカットしてボールを奪って前へドリブルで進もうとした際に、足が滑って嫌な形でピッチに倒れます。タンカで外に出ますが、一度はピッチに戻りましたが、結局は自ら交代を申し出る形で交代します。右膝側副靱帯損傷ということらしいですが、点差を考えたら前にドリブルで進む必要はない場面だっただけに、カットして味方にあずけて終わればいいプレイだっただけに厳しい結果となりました。

 そんなことを書いていますが、一度目に出た場面で勇蔵の出番だろ!って思ったのは当然で、タンカで出て戻ってきたのは少しガクリとしました。センターバックが途中で出ることはあまりないですから、麻也は休んどけよってすごく思いましたが、結果的にプレイしてみて無理だったようで交代で勇蔵が入りました。勇蔵は4番を本田に譲った関係で、見慣れない16番の背番号を背負ってピッチに出てきました。もともと背番号への執着心はあまり無い選手でもあるのですけど。もっと持ってもらいたというサポの意見はありますけどね。前半はミスなく終わって欲しいという思いが凄くありましたが、あまり守備機会は無くて前半が終わります。勇蔵はピッチを下がる際にサブ選手のマイクや憲剛や細貝なんかに声をかけられながら上がっていました。



 後半の立ち上がり、4点のビハインドがあるヨルダンが攻勢に出てきました。当たり前のことですね。負けているチームはハーフタイムに激を入れられて出てくるのはね。その勢いなのか、ディフェンスラインがやや低めで前からのディフェンスがあまりよくなくて勇蔵の対応もファウルを吹かれるプレイが続いてしまいます。前半にはなかったセットプレイの守りが出てきますが、川島中心に抑えきります。そして、後半の立ち上がりにも日本にゴールが生まれます。ゴールエリア内でボールを受けた前田が自らフェイクで突破するのをヨルダンの選手が遅れて足を引っ掛けてPKを得ます。このPKは自らボールを拾いに行って、自分が蹴ると言わんばかりに本田が蹴ります。この試合で2点を既に取っていますから、代表戦でハットトリックのチャンスがあるのは、前田も譲るしかないのかなとは思います。

 本田はPKを落ち着いてきっちりと決めて日本に5点目がはいります。これでヨルダンの勢いは完全に消えました。あとは日本がどう選手を交代させながらクロージングさせていくだけです。


 日本は2人目の交代は本田を憲剛に変えました。本田にマークが集まって怪我が怖いのとオーストラリア戦を見据えてのことなのでしょう。ホンダは不満を感じているのかも知れないですけどね。交代でピッチを下がる際はスタジアム中からの拍手がすごかったです。

 憲剛に変わって日本の攻めの重心が少し後ろ目になっていきます。本田よりは少し後ろ目に位置どりしながらゲームを作っていく関係から、香川が中央に入って行く場面が増えていきます。その分、長友の攻め上がりの迫力は増す事にはなるのですが、少し攻めの枚数が減って行くのを感じました。もどかしい流れだなとは思いましたが、5−0の状態では仕方がないのかなとは感じました。

 あとの興味は3人目に誰を出すのかという感じでしたが、ザッケローニ監督はコーチなどを呼びながら意見を聞いている感じでした。マイクや宮市を入れて攻めを変えていくのか、カードを貰っている選手を下げるのかといった事柄や不足の自体の準備をしていくとかが考えられましたが、選んだの、センターバックの今野を下げて伊野波を入れるということでした。

 センターバックが変わることはすくないのに、試合中に2枚共変わるのは更に珍しいなとは思いました。伊野波はメンタルの準備が出来ていないんじゃないかなとは感じましたよ。それでは駄目なのですけどね。今野は累積警告でカードを貰っていることもあり、何か不測の事態があって、この試合でもらうと次のオーストラリア戦で出られないっていうことでリスクを考えて下げたのかなとは思いました。

 その後に、この試合にザッケローニ監督が一番激高する事がおきました。長谷部がイエローを貰ってしまいます。5点差で勝っている試合でカードを貰うようなプレイをする必要はまったくないし、先々の長い戦いを考えたら、キャプテンのカードが重みが違ってきます。重要な試合で出られないゲームが出てくる可能性が出てきます。ザッケローニ監督はカードが出た直後に足元にあった飲料水ボトルを蹴り上げて怒っていましたから、それだけ我慢できなかったのでしょう。





 3人が交代してから、スタンドは帰りの時間を気にしてスタジアムを後にする人が増えました。本田が下がってから得点の可能性という面では落ちたのは確かですし、6万人の観客が一斉に帰ると帰りは激込みになるのは確かですから、その前に帰ろうということなのかなとは思います。自分も勇蔵が出なかったら後半10分くらいで帰ろうかなとかって思っていたのは事実ですからね。埼玉スタジアムで19:30キックオフというのはアクセスを考えたら少し厳しいものがあります。日産であれば何も問題ないですけどね。

 タイプアップするまでは何かあるかなと思って待っていたら、ありました。左コーナーをショートにして長友が上げたクロスにファーで合わせたのは栗原勇蔵。マークの相手選手よりはるかに高く飛び上がって高角度のヘディングを叩き込みました。勇蔵にとってはA代表初ゴールとなります。あまり嬉しそうじゃなかったなーとは感じましたが、噛み締めていたのかなー。サポにとっては後半は少しフラストレーションが溜まった展開だったのでスカッとしました。

 アディショナルタイムは3分を数えましたが、何も起きずにタイムアップ。日本が圧勝で勝ち点3を得て、最終予選を2試合で勝ち点6としました。この日のヨルダンは、”ゆるダン”だったーとは試合後に感じたことですが、相手のホームに行ったらそんなことはないと思うし、相手を侮らないことが大事なのかなとは思ったりします。今日は勝てましたけど毎回勝てるわけじゃないし。


 タイムアップ後に表彰式やらインタビューなどはありましたが、それは聞くことなくスタジアムを後にして浦和美園駅に向かいました。埼玉高速鉄道に乗ろうかどうか迷いまhしたが、駅前から東川口駅行きの路線バスが少ししたら来るのが分かって、路線バスを待って座って東川口まで移動して、武蔵野線で帰りました。アクセス的には今回は行きも帰りも座ることができて、なかなかいい感じの行程でした。うまくいかないこともあるのですけどね。

 
 日本代表は、6/12にアウェイでオーストラリアと対戦があります。突破に向けてはひとつの鍵となるゲームです。最終予選3試合3連勝できるように頑張って欲しいなと思います。日本は移動がありますがオーストラリアは時差がないので、体感的には気候的なことだけなので楽なのかなとは思います。オーストラリアは45度あったオマーンとのアウェイ戦を引き分けての移動なので、オーストラリアの方がコンディション的に厳しいのかもしれません。



 試合後に、吉田麻也の代表離脱が発表になりました。オーストラリア戦は、勇蔵がスタメンで出る可能性は高いのかなと思います。現時点で代表の3番目のセンターバックという序列を崩すチャンスが勇蔵に巡ってきました。千載一遇のチャンスなのかもしれません。しかし、裏を返せば試合内容や結果によっては勇蔵では無理だという判断を引き起こす可能性もあります。チャンスとピンチは表裏一体でもあるのだから。勇蔵は代表人生の全てをこの試合に懸ける思いでオーストラリア戦に望んで欲しいと思います。それが結果的にマリノスに多くのものをもたらしてくれると思うから。